「ゴーン・ガール」で、知的で冷酷な女性を演じて話題になった
ロザムンド・パイクが、またもや知的で冷酷な女性を演じた。
高齢者の後見人を務めるマーラは、パートナーのフランや医師のカレンと共に、
金持ちで身寄りの少ない高齢者に認知症の診断書を出しては、
裁判所で保護命令を取り付けて、強引にケア施設に入所させ、軟禁し、
亡くなるまでの間、彼らの財産を搾取して儲けていた。
次に狙いをつけて入所させた老女ジェニファーは、
実はギャングの大物ローマンの母親で、密売等の仲介も行っていた。
ローマンは母親を取り戻すべく、弁護士を立てて裁判を行うが、
母子共々欧州からの不法移民で、裏社会の人間で、身分を偽装していた為、
裁判に出廷する事も出来ず、敗北。
手下を施設に送り込んで、力づくで奪還しようとするが、失敗。
元警官だったフランの調査で彼らの正体が判明する。
ローマンはマーラに大金の提供を申し出るが、拒否されると、
脅しに転じて、手下にカレンを殺させる。
身の危険を感じて、マーラとフランは別宅に逃げるが、
ローマンの手下に捕まり、フランは重傷を負う。
マーラは事故に見せかけて車ごと水没させられるが、必死に逃げ出すと、
ローマンへの復讐を計画。
薬物で意識不明にさせて、裸で道路に放り出す。
マーラは保護されたローマンの後見人になり、生殺与奪の力を見せつける。
ローマンはマーラの実行力や肝の座りように感服し、
後見人ビジネス拡大の出資を申し出る。
ローマンの資金とビジネス戦力を活かし、大規模なビジネスを展開し、
大成功を収める。
莫大な収入を得て、一躍トップに躍り出たが、
かつてマーラによって母親と引き離され、恨みを募らせた男性に射殺される。
クールビューティなロザムンド・パイクの個性が光る。
ただ、前半の後見人詐欺の闇が話の核としてサイコな展開を期待したけど、
後半のギャングとのやり合いは、スリリングではあるものの、既視感がある。
マーラがどこまでもタフ。
何故そうも冷酷で金に執着するようになったか、詳細は描かれていないけれど、
ローマンがマーラの母親を脅しの材料に使おうとした時、
「毒親は好きにして良い。」と切り捨てたのが、前半生を物語っている。
一方で、ローマンはマザコンの領域くらいに母親に愛情深い。
愛情の無い後見人と、愛情深いギャングとの対比。
後見人ビジネスが今後どうなるか、他人事では無い。
ローマン役はピーター・ディンクレイジ。
「Nip/Tuck」の出演で覚えていたが、
最近は小人症をキャラクターの強みとして有利に見せ、幅広い役柄を掴んでいる。
ローマンの母親役はダイアン・ウィースト。
暫く映画出演を見ておらず、最初はわからなくて、
ローマンが古い写真を出したところで、ダイアン・ウィーストだと気づいた。
これまで見た映画では善良でお人好しな役が多かったが、
今作ではギャングのボスの母親として、鋭い目線でマーラを威圧している。
後見人詐欺ビジネスで成功を掴みながらも、最後は悪人の宿命として射殺される。
映画としては納得の締めくくりかな。
射殺される直前のTVインタビューで、終わりがけに
「楽しかった。」と一言残したのが、
彼女の波瀾万丈な人生を生き切った様が、ある意味爽やかに訴えかけてくる。
ロザムンド・パイクが、またもや知的で冷酷な女性を演じた。
高齢者の後見人を務めるマーラは、パートナーのフランや医師のカレンと共に、
金持ちで身寄りの少ない高齢者に認知症の診断書を出しては、
裁判所で保護命令を取り付けて、強引にケア施設に入所させ、軟禁し、
亡くなるまでの間、彼らの財産を搾取して儲けていた。
次に狙いをつけて入所させた老女ジェニファーは、
実はギャングの大物ローマンの母親で、密売等の仲介も行っていた。
ローマンは母親を取り戻すべく、弁護士を立てて裁判を行うが、
母子共々欧州からの不法移民で、裏社会の人間で、身分を偽装していた為、
裁判に出廷する事も出来ず、敗北。
手下を施設に送り込んで、力づくで奪還しようとするが、失敗。
元警官だったフランの調査で彼らの正体が判明する。
ローマンはマーラに大金の提供を申し出るが、拒否されると、
脅しに転じて、手下にカレンを殺させる。
身の危険を感じて、マーラとフランは別宅に逃げるが、
ローマンの手下に捕まり、フランは重傷を負う。
マーラは事故に見せかけて車ごと水没させられるが、必死に逃げ出すと、
ローマンへの復讐を計画。
薬物で意識不明にさせて、裸で道路に放り出す。
マーラは保護されたローマンの後見人になり、生殺与奪の力を見せつける。
ローマンはマーラの実行力や肝の座りように感服し、
後見人ビジネス拡大の出資を申し出る。
ローマンの資金とビジネス戦力を活かし、大規模なビジネスを展開し、
大成功を収める。
莫大な収入を得て、一躍トップに躍り出たが、
かつてマーラによって母親と引き離され、恨みを募らせた男性に射殺される。
クールビューティなロザムンド・パイクの個性が光る。
ただ、前半の後見人詐欺の闇が話の核としてサイコな展開を期待したけど、
後半のギャングとのやり合いは、スリリングではあるものの、既視感がある。
マーラがどこまでもタフ。
何故そうも冷酷で金に執着するようになったか、詳細は描かれていないけれど、
ローマンがマーラの母親を脅しの材料に使おうとした時、
「毒親は好きにして良い。」と切り捨てたのが、前半生を物語っている。
一方で、ローマンはマザコンの領域くらいに母親に愛情深い。
愛情の無い後見人と、愛情深いギャングとの対比。
後見人ビジネスが今後どうなるか、他人事では無い。
ローマン役はピーター・ディンクレイジ。
「Nip/Tuck」の出演で覚えていたが、
最近は小人症をキャラクターの強みとして有利に見せ、幅広い役柄を掴んでいる。
ローマンの母親役はダイアン・ウィースト。
暫く映画出演を見ておらず、最初はわからなくて、
ローマンが古い写真を出したところで、ダイアン・ウィーストだと気づいた。
これまで見た映画では善良でお人好しな役が多かったが、
今作ではギャングのボスの母親として、鋭い目線でマーラを威圧している。
後見人詐欺ビジネスで成功を掴みながらも、最後は悪人の宿命として射殺される。
映画としては納得の締めくくりかな。
射殺される直前のTVインタビューで、終わりがけに
「楽しかった。」と一言残したのが、
彼女の波瀾万丈な人生を生き切った様が、ある意味爽やかに訴えかけてくる。
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