ブライアン・デ・パルマ監督のミステリー映画。
40〜50年代のフィルム・ノワールを意識してか、
全編、敢えて古いタッチでのBGMの挿入や映像、演技構成がなされている。
イザベルは大手の広告代理店のクリエイター。
スマホの宣伝で、忠実なアシスタントのダニと協力して素晴らしいCMを作るが、
手柄は上司のクリスティーンに横取りされる。
クリスティーンは美しく魅力的な女性だが、野心家で、
仕事でも私生活でも、欲しいものを奪うためには手段を選ばない冷酷なタイプ。
CMの説明会の仕事でのロンドン行きをイザベルを信頼して任せたかと思ったら、
それは単に自分がセレブなB.F.と旅行を楽しむ為だった、というおまけ付き。
会社で経理を担当するダークは、クリスティーンのセフレだが、
イザベルと恋人関係になっていく。
しかし、会社のお金を横領している事をクリスティーンに握られていて逆らえない。
イザベルは仕事の手柄を取り返し、一度はクリスティーンを出し抜くが、
重役のパーティで恥をかかされる等、すぐさま手酷い仕打ちを受ける。
たまりかねたイザベルはクリスティーンを殺し、完全犯罪を目論む。
第一容疑者として捕まるが、それは計算の上の事で、
自宅の再捜査で警察にダークの横領の証拠書類を見つけさせて、
ダークが真犯人だとなるように仕向け、イザベルは釈放される。
寸前で自分を裏切ったダークを利用し、復讐する。
しかし、アシスタントのダニはイザベルの企みに気づいていた。
ダニは殺人の証拠を掴んでイザベルを脅し、レズビアンの恋人関係を迫る。
証拠映像が収められたケータイを見つけたイザベルはダニを絞め殺す。
全て上手く事は運んだが、犯行が警察に知られる恐怖、
クリスティーンの双子の姉に殺される恐怖で、深夜に怯えて目が覚める。
何だか、もうちょっとな仕上がりだった。
フランスの映画のリメイクだそうだけど、オシャレ感にやや欠ける。
現代のフィルム・ノワールを製作するんなら、もうちょっと振り切って欲しかった。
中途半端なコテコテ感を受け付けない観客も多いと思う。
イザベル役にノオミ・ラパス。
当然ながら「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベットのイメージが強いんで、
今作を見てても、上司にいじめられてメソメソしてるようなナイーブな女じゃない、
いずれ激しい反撃に出る筈、と思ってしまう。
でも、殺害は極端だよな。
殺人まで犯すのなら、人生の全てを奪われるくらい、
もっと徹底的にいじめ抜かれても良かった。
そうでなきゃ、殺人なんて出来ないでしょ。
ダークは殺人の容疑を着せられて気の毒ではある。
でも、こいつもどうなんだろ?
横領した金額が500万ユーロ、本人は返すつもりだなんて口走るけど、
返せる訳無いじゃん。
何に使ったんだろ?
クリスティーンもね、あそこまであからさまな事やってたら、
会社の人達だっていずれは気づいて、排斥にかかる筈。
そういう分かり易すぎる悪女の姿を描くなら、
もっと観客とは別世界の出来事だというイメージで映画を見せて欲しかった。
フランス映画の方がエスプリが利いて良かったんじゃなかろうか。
挿入されたバレエの映像が美しい。
詳しくないので、互いのテーマの関連が分からなかったけど。
40〜50年代のフィルム・ノワールを意識してか、
全編、敢えて古いタッチでのBGMの挿入や映像、演技構成がなされている。
イザベルは大手の広告代理店のクリエイター。
スマホの宣伝で、忠実なアシスタントのダニと協力して素晴らしいCMを作るが、
手柄は上司のクリスティーンに横取りされる。
クリスティーンは美しく魅力的な女性だが、野心家で、
仕事でも私生活でも、欲しいものを奪うためには手段を選ばない冷酷なタイプ。
CMの説明会の仕事でのロンドン行きをイザベルを信頼して任せたかと思ったら、
それは単に自分がセレブなB.F.と旅行を楽しむ為だった、というおまけ付き。
会社で経理を担当するダークは、クリスティーンのセフレだが、
イザベルと恋人関係になっていく。
しかし、会社のお金を横領している事をクリスティーンに握られていて逆らえない。
イザベルは仕事の手柄を取り返し、一度はクリスティーンを出し抜くが、
重役のパーティで恥をかかされる等、すぐさま手酷い仕打ちを受ける。
たまりかねたイザベルはクリスティーンを殺し、完全犯罪を目論む。
第一容疑者として捕まるが、それは計算の上の事で、
自宅の再捜査で警察にダークの横領の証拠書類を見つけさせて、
ダークが真犯人だとなるように仕向け、イザベルは釈放される。
寸前で自分を裏切ったダークを利用し、復讐する。
しかし、アシスタントのダニはイザベルの企みに気づいていた。
ダニは殺人の証拠を掴んでイザベルを脅し、レズビアンの恋人関係を迫る。
証拠映像が収められたケータイを見つけたイザベルはダニを絞め殺す。
全て上手く事は運んだが、犯行が警察に知られる恐怖、
クリスティーンの双子の姉に殺される恐怖で、深夜に怯えて目が覚める。
何だか、もうちょっとな仕上がりだった。
フランスの映画のリメイクだそうだけど、オシャレ感にやや欠ける。
現代のフィルム・ノワールを製作するんなら、もうちょっと振り切って欲しかった。
中途半端なコテコテ感を受け付けない観客も多いと思う。
イザベル役にノオミ・ラパス。
当然ながら「ドラゴン・タトゥーの女」のリスベットのイメージが強いんで、
今作を見てても、上司にいじめられてメソメソしてるようなナイーブな女じゃない、
いずれ激しい反撃に出る筈、と思ってしまう。
でも、殺害は極端だよな。
殺人まで犯すのなら、人生の全てを奪われるくらい、
もっと徹底的にいじめ抜かれても良かった。
そうでなきゃ、殺人なんて出来ないでしょ。
ダークは殺人の容疑を着せられて気の毒ではある。
でも、こいつもどうなんだろ?
横領した金額が500万ユーロ、本人は返すつもりだなんて口走るけど、
返せる訳無いじゃん。
何に使ったんだろ?
クリスティーンもね、あそこまであからさまな事やってたら、
会社の人達だっていずれは気づいて、排斥にかかる筈。
そういう分かり易すぎる悪女の姿を描くなら、
もっと観客とは別世界の出来事だというイメージで映画を見せて欲しかった。
フランス映画の方がエスプリが利いて良かったんじゃなかろうか。
挿入されたバレエの映像が美しい。
詳しくないので、互いのテーマの関連が分からなかったけど。
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