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マンガ家Mの日常
ドラマ「ニュースルーム」のエピソード、
5月1日はアメリカ軍がオサマ・ビン・ラディン殺害を実行した日なんだって。

報道局でその発表がなされると、その場にいた人達が快哉を上げた。
9.11同時多発テロの首謀者が遂に成敗され、正義は為された。

...なんだけど、日本人としてはちょっと引っ掛かった。

相手は無辜の自国民を2千人以上も殺害した犯人だから、殺して当然。
それはわからなくは無いんだけど...。
でも、軍が「人」を殺したんだよね、
それを、まるでアメフトの試合か何かみたいに喜び騒いで良いものなのか。

日本人の立場からすると、まず生け捕りが当然だし、
万が一現場でやむなく殺害するとか、
或いは、その後裁判で死刑が確定して実行されたとしても、
あんな風な喜び方はしないんじゃないかな。
そう、例えば、相手が、10数人殺害したカルト教団の教祖でも。

国民性の違いな訳だけど、その違いは何処から来るのだろう。
アメリカは常に正しく、この世は勧善懲悪、
そういう単純な考え方が蔓延っているんだろうか。

正式な軍隊があるかどうかも関わっていると思う。
アメリカは絶えず戦争を起こしては、正義を標榜してきた。

日本も、もし軍隊を持ったら、そうなってしまうんでは無かろうか。
背筋に冷たいものが走る。
自衛隊は定義が曖昧だとか、主権国家として軍隊を保有すべきだとか、
色々な立場で言って来る人達がいるけれど、
曖昧で乗り切れるんだったら是非そのままにして欲しい。

軍隊は要らない。
暴力で紛争を解決する国民にはなりたくない。
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