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マンガ家Mの日常
前回、KKコンビについて触れた。

ビートたけしが言ったように、
清原和博の挫折はドラフトの日が全てだったのだろうか。

映画では、ハイズマントロフィーを獲得した名QBボー・キャラハン選手が、
実はサック(QBがタックルされる事)された後に動揺してパスを失敗しがちだという
精神的脆さに加えて、
つまらない嘘を指摘されると言い逃れをしようとする性質で、
チームのメンバーから信頼されていないと言う点が明らかになり、
サニーはドラフトの指名から外す決断が出来た。
映画なので、やや綺麗事の感はあるけれど、
1個人として優秀であっても、
チームの輪を乱すようでは大きなトラブルの種になる。

KKコンビのドラフトで、
早稲田進学を表明していた桑田真澄が一転して巨人のドラフト指名に応じたのが
密約めいていて、確かに良い印象では無かった。
選手も球団も自由に選べれば、KKコンビは二人とも巨人に入団して
めでたしめでたしだったんだろうけど。
勿論巨人だって二人とも欲しかった。
そうもいかず、打者よりも投手が重要との判断が勝った。

そして今。
無冠の帝王と言われながらも、清原は500本を超えるホームランを放った
偉大な打者で、人気も高く、巨額の年俸も得ていた。
それでも人生で納得出来ないものがあったのか、違法薬物に染まってしまった。

桑田真澄にしても、必ずしも順風満帆の選手生活という訳では無く、
小さい身体でパワー不足に悩んだし、肘の故障で長期離脱も経験した。
100%納得いく選手生活で無かったのは同じ。
でも、引退後勉強を積んで大学に入学し、スポーツ生理学等を学び、
指導者として将来を嘱望されている。
桑田真澄の人間力が示された。

これを見ると、巨人の判断は正しかったと言わざるを得ない。

人生は不公平であり、公平でもある。
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