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マンガ家Mの日常
ミステリーの女王、アガサ・クリスティの作品のドラマ化。

ロンドン郊外の田舎町に住む夫婦が、MI6所属の伯父の手伝いで事件調査に当たる。
ユーモラスな巻き込まれ型ミステリー。

ドラマの時代が1952年で、書かれたのがその頃なのかな。
設定やエピソード等、どれもオールドファッションでベタな感じ。
TVドラマとしては、敢えてそのままにして、可愛らしい作りにしたのかな。
子供が見て楽しめる感じ。

正直言えば、ちょっと退屈。
時間もやや長めなので、2割程度詰めたらテンポアップして良かったかも。

やはり、さすがだなと思うのは、
現在進行形で主人公達の活躍が描かれている事。

長らくお付き合いしたハーレクインの小説や内田康夫先生のミステリーは、
「過去にああだった、こうだった。」の話ばかりで、現在の中身が薄くて、
頭の中で書かれた作品、という感じ。
コミックスやTVドラマの為に書かれたものではないとは言っても、
画面にイメージすると全く面白くない。
こうした作品のコミック化を編集者から要求されても、
面白くするのは至難の技で、本当に困る。

アガサ・クリスティは劇作家でもあったから、
生きている人物を動かす面白さを分かっていたのだろう。

おっとりした夫のトミーを演じているのは
「リトル・ブリテン」のデヴィッド・ウォリアムズ。
妻のタペンスも可愛い。
それにしても、この夫婦は全く稼ぎが無いのにどうやって暮らしてるんだろう?
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