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マンガ家Mの日常
サスペンスとか、暗いものは避けたい気分だったので、
タイトルで、日常の恋愛ドラマっぽいものを選ぶ。
でも、ちょっと違った。
録画しっぱなしはいつもこうなるね。

アンジェリーナは高校を中退して洗濯屋でバイト。
ブルーカラーの粗暴で身勝手な父親と、アルコール依存症の母親と、妹と、
荒んだ貧しい家庭で暮らしていた。
売れない地元ロックミュージシャンのB.F.に、
「君はキレイだから、ヌード写真を撮ると良い。良いバイト代になる。」
と勧められて、アダルトサイト専門のカメラマンにヌード写真を撮らせる。

そのバイト代を手に、友人と共にサンフランシスコに出る。
ストリップクラブのウェイトレスをして働いていたが、
ダンサーの女性に勧められて、ポルノビデオ女優の面接を受けに行く。

会社はそれなりにプロフェッショナルで丁寧な対応をしてくれる。
アンジェリーナはチェリーと言う名前でポルノデビュー。
最初はひとりで脱ぐところから始まって、女性同士の絡み、
自分の出来る範囲で男性との絡みへ、と進んで行く。
仕事はイヤじゃない。
しかし、一般の人からすればポルノの仕事には抵抗があって、
ディレクターの女性はパートナーと破局してしまうし、
アンジェリーナも、母親や新しいB.F.と上手くいかなくなる。

しかし、アンジェリーナはここに自分の居場所を見つけた。
女優からディレクターへと仕事の幅を広げて行く。


見始めて15分くらいのところで、この話は何処に向かって行こうとしてるのか
よく分からなくて、とらえどころが無い感じのまま進んで行った。

定番としては、予想を超える酷いプレイを強制させられたりとか、
ドラッグに溺れたりとかあるんだろうけど、そうはならない。
アンジェリーナは友人やB.F.の言葉に傷付きながらも、
仕事としてポルノを矛盾無く受け入れてる。

貧しい環境で生まれ育つと、お金を手に入れるには性産業しか無いのか、とか、
でも、アンジェリーナはキレイだからそれで稼げたのよね、とか、
歳を取ってツラくなったらどうするんだろう、とか、
まぁ、普通の事を考えてしまうだけ。

ちょっと気になったのは、
ディレクターのレズビアンパートナーだったり、
アンジェリーナの母親や友人、B.F.だったり、
それぞれが破局する時、必ずポルノの仕事を理由に上げた点。
確かに受け入れ難い仕事であるのは分かるけど、
なんだかね、それさえ言えばこっちが正しいみたいな風が感じられた。
仕事の種類は違うけど、マンガの仕事もね、色々言われるんで、
何だか微妙に響いて来た。

テーマは、自分が過ごし易いと思える居場所を見つける事、かな。

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