英国のロマンチックサスペンスコメディー。
詐欺師の若い女が、カモにした富豪に命を狙われる。
ところが、雇われた凄腕の殺し屋メイナードは次第に女に惹かれてしまう。
あらすじだけ書くと単純極まり無いけど、
細部まで演出が行き届いていて、洒落た仕上がりになっている。
メイナードは由緒ある殺し屋の家系。
いい歳なのに未婚で跡継ぎがおらず、母親にしかられている。
メイナードを演じるのはビル・ナイ。
ちょっとはすっぱでキュートな女詐欺師ローズはエミリー・ブラント。
事件に巻き込まれるトボケた青年は
「ハリー・ポッター」の赤毛君ルパート・グリント。大きくなった。
ローズにカモられた富豪はルパート・エヴェレット。
更に、2番手の殺し屋はマーティン・フリーマン。
大掛かりでは無い作品なのに、芸達者が揃って、なんとも贅沢。
それぞれがキャラクターをわかり易く演じているので、見易い。
殺し屋の話だけに、人が結構な数だけ殺されちゃうんだけど、
全体はキュートでハッピーな作りになっていて楽しめる。
作り物のような真っ白い歯をむき出しにしてニヤついた笑い顔をしてみせる
マーティン・フリーマンの表情が気色悪くて良い。
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