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マンガ家Mの日常
動物ものに特に関心があるわけではなかったけど、
ふと観てみたら面白くて、一気に観てしまった。


ボーダー・テリアのレジー。
飼い主のダグは典型的ダメ男で、浮気がバレて、同棲中の恋人にフラれると、
腹いせで、彼女が可愛がっていたレジーを取り上げる。
しかし、ちゃんと飼う気も無く、ボール遊びと偽ってレジーを捨てに行く。
虐待されている事に気づかないレジーは、何回も帰宅するが、
業を煮やしたダグは、車で3時間離れた街まで行ってレジーを捨てる。

街を彷徨う中、野良犬のボストン・テリアのバグと知り合う。
レジーはバグから、自分が飼い主に捨てられた事を知らされ、
オーストラリアン・シェパードのマギー、
グレート・デーンのハンターらの助けを得て、
復讐を果たすべく、わずかな手がかりを辿って、ダグの家を目指す。

バグは、元は飼い犬だったが、誤って飼い主の子供を噛んでしまい、
捨てられた過去を引きずっていた。
マギーは、飼い主が自分以外の仔犬に関心が移った事に失望していた。
元警察犬のハンターは、気弱な性格で落ち込みがち。

途中の山道で、行方不明になった少女の捜索に当たっている警察犬達に遭遇。
彼らはハンターの訓練時代の仲間だったが、
警察の規則に従ってレジー達を野良犬の収容所に送り込む。

レジー達は力を合わせて収容所を脱走。
しかし、レジーはダグの家に近づくに連れ、思慕の念が復活し、
見破ったバグと仲違いする。
一行から離れたバグは、偶然行方不明の少女を発見し、救助を呼ぶ。

再び団結した一行はついにダグの家に辿り着き、
レジーはダグが一番大切にしているXXXを食いちぎり、復讐を果たす。

バグは、救助した少女の飼い犬になり、可愛がられて過ごす。
マギーとハンターはそれぞれ自分の生きがいを見つける。
レジーは野良犬として誇り高く生きる。


「TED」のユニバーサル・スタジオによる下ネタ満載コメディで、
良い感じで笑えた。
同時に、元の飼い主をどこまでも慕う飼い犬のサガにホロリとさせられる。
そういうのってね、
親に虐待されても、親を慕う子供の姿と重なって、切ない。

ダグの元カノはレジーを可愛がっていたので、
ラストで彼女に引き取られるのかなと思ったけど、
そうはならなかったのが、ちょっと残念。
レジーを早く洗ってあげたい。

それにしても、
犬達の演技というのが、一体どうやって構成されたのか。
CGかとも思ったけど、予告映像等を見ると、
本物の犬達にしっかり演技をさせている。
マジ、凄い。

英語版の吹き替えは、レジー役がウィル・フェレル、
バグ役がジェイミー・フォックスと、
惜しげも無くハリウッドの一流スター達が起用されている。
そして、上手い。
日本だと、俳優さんがアニメや洋画の吹き替えやると悲惨なのにね。

カメオ的に、デニス・クエイドがちょこっと出演している。
「僕のワンダフル・ライフ」のイメージの名残り。
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