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マンガ家Mの日常
7シーズンに渡って放送されたポリティカルサスペンスドラマの最終回。

いやはや。

メリーと手を組んで大統領戦に勝利したオリヴィアは補佐官の座に就くと、
秘密組織B613司令官を兼任し、実権を振るう。
次第に権力に固執し、強引な手段に終始するようになり、
元の事務所の仲間やメリーからも信用を失い、孤立。
しかし、辣腕ぶりが買われ、再び政治の中枢の問題解決に乗り出す中で、
仲間や元彼の元大統領フイッツと信頼回復。
もはやアメリカ国民の敵と化した副大統領サイラスとB613現司令官ジェイクに
立ち向かう。

それがシーズン6から7にかけての展開。

いやはや。

事務所のメンバー、クイン、ハック、アビー、チャーリーといった面々は、
それぞれが様々な場面で殺人や悪事を働いた過去が山積みの筈。
フィッツとメリー、オリヴィアも散々な事をしてきた。
サイラスとジェイクが仕切るB613の存在を暴く事で、
2人の権力剥奪を目論む訳なんだけど、
それは同時に、全員の悪事が明るみに出るという事でもある。
大統領を守る為に、事務所メンバーが犠牲を買って出て、
収監覚悟で、公聴会で証言。
罪に問われる顔ぶれの中に、何故かオリヴィアは含まれていない。
キーマンとなる検事のデーヴィッドはジェイクに射殺されてしまう。

ところが、オリヴィアの父親で、B613創設者でもあったローワンが証言すると、
全てがひっくり返って、
事務所メンバーはお咎め無しになり、
サイラスは副大統領を辞任、ジェイクは収監された。
万事めでたしのオリヴィアはフィッツと元サヤ。

何じゃそりゃ。

結末はすっかり破綻している。
シリーズを完結させる為に、無理やりサイラスとジェイクを悪者にした。
全員悪者だらけなのにね。不公平極まりない。

元々良い人キャラで、ひたすらオリヴィアに尽くしていたジェイクだったのに、
一番のババを引かされた。気の毒に。

まぁ、破茶滅茶な展開のドラマだったけど、
その破茶滅茶さで楽しませてくれたって事かな。


ところで、
現在日本で放送中のドラマ「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」は、
この「スキャンダル」を参考にしているんではなかろうか。
ドラマを見ていないけど、ネットではやや不評。
アメリカというフィルターが掛かっているから「スキャンダル」は楽しめたけど、
日本で同じようにやろうとすると、現実との乖離が目立って、
不自然に感じられかねない。
演出家の腕次第なのかな。
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