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マンガ家Mの日常
ついつい、気楽なラブコメに走ってしまう。
邦題通り、シャロン・ストーン主演の映画。

プログラムガイドの映画紹介をチラッと読んで、映画が始まるまで、
シャーリーズ・セロンと勘違いしてしまっていた。
だって...、ヒロインの年齢が46歳だとあったから。
2017年制作なので、シャロン・ストーンは既に59歳。


LAのブティックでバイヤーとして働くセナは、デザイナー志望だったが、
一歩を踏み出す事も出来ないまま、46歳になろうとしていた。
自分の趣味に偏った商品をセレクトして、ブティックをクビになる。
折しも誕生日当日。
親友のダーラがパーティを企画してくれていた。
ダーラはイケメン弁護士アダムと引き合わせる。
アダムは離婚直後で、結婚の意思が無いセナと微妙なズレがありながらも、
ブティック開業の為の有志の手伝いをしてもらうなどしているうちに、交際に発展。

誕生日の度にセナは母親からの祝いの電話を受け、プレゼントを貰う。
仕事や結婚に踏み切れないのは、母親の過保護のせいかもしれない。
母親を喜ばせたくて、アダムからのプロポーズを受けるが、どこかしっくりしない。
母親が急死した後、セナは精神的に不安定になり、アダムは去ってしまう。

自分のブティックを成功させたセナはアダムと再会。
アダムには若くて綺麗な新恋人がいたが、二人はよりを戻してしまう。


46歳から数年、誕生日毎の出来事を積み重ねるようにして描かれている。
男女問わず、大人になりきれない主人公の成長物語は多々あるけれど、
46歳でまだ親離れ出来ず、結婚もイメージ出来ないって、どうにも極端。
ブティックがサクサク成功していくのも、調子が良過ぎる感じだし。
まぁ、そこはコメディだからか。

パリからデザイナーとしての仕事のオファーを受けたセナは、
ブティックを売却してパリに行く決意をするのだけど、
その直後にアダムと再会してよりを戻す。
でも、その後どうするんだろう?
パリの仕事は諦めるか、短期間で帰国するのか?
何とも無責任なエンディング。

シャロン・ストーンは綺麗だけど、ひと回りのサバ読みは流石に辛い。
顔のシワはボトックスやヒアルロン酸でカバーするものの、
首の辺りの皮膚の衰えは隠せない。
ビキニ姿も披露していて、59歳にしては美しいけど、
胸は不自然だし、お腹の辺りも脂肪吸引の感じが伺える。
そして何より、40代設定でのロック系ファッションが全くそぐわない。
それは年齢のせいでは無く、マダム系なシャロンの雰囲気に合っていない。
無理やり感が痛々しい。
その後、精神的に成長するにつれてファッションも変化して行く。
大人子供の精神状態を表現するつもりで
ロック系ファッションをしてみせたのかもしれないが、
ロックを理解出来ず、センスの悪さを露呈したに過ぎない。

相手役のアダムを演じているのは、
「スキャンダル」の大統領役で知られるトニー・ゴールドウィン。
プロデュースも務めたシャロンが、「スキャンダル」を見ていて、
トニーとラブコメ映画を作ってみたかったって事なのかな。


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