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マンガ家Mの日常
このドラマはとにかく初回から驚かされた。
シカゴの下町のプアホワイトの家族の話で、
父親は飲んだくれで稼ぎも無く、長女が5人の弟妹の世話をしている。
弟妹達も長女に負けず劣らずのタフさで生き抜いている。
飲酒、ドラッグ、その他の犯罪てんこ盛り。
ベッドシーンもかなりあからさまで強烈。脱ぎっぷりも威勢が良い。
かなり人の道を外れて、シニカルな面も多かった。

元は英国のドラマだそうで、なんとなく納得。
アメリカのドラマの感性とは違ってたんだよね。
元はどんなんだろ、見てみたいな。

シーズン1は破天荒さに目を見張るばかりだったんだけど、
続くシーズン2はちょっと辛かった。
母親はレズビアンの恋人と駆け落ちして家族を捨てちゃってて、
ある時元の家に戻ろうともするんだけど、
双極性障害があって、まともに暮らせない。
慕う子供達を裏切って、再び捨ててしまう。
父親も、子供達が知恵を絞って稼いだ生活費を酒代にして浪費してしまう。
子供達は何とか頑張るんだけど、裏目裏目に出て、悪い方向に行くばかり。
正直、途中で見るのを諦めようかとも思った。

シーズン2が悲惨だったせいか、
シーズン3はやや舵取りの方向を変えて来たようだった。
思いがけない家族の愛情とか、じんわりさせられるエピソードも多かった。

中でも、長男リップのG.F.
暴力的な父親に虐待されて育って、見た目ヴィッチな感じに仕上がってるんだけど、
貧困から抜け出す重要さを一番深く感じていて、
離ればなれを覚悟の上で、成績優秀なリップの大学進学を後押しする。

下町の大人達は現在の生活に甘んじてしまっていて、
開き直り的に享楽的に過ごしている。
でも、子供達はまだ未来を見ようともがいている。

シーズン3最終回で、リップはMIT入学が決まり、
次男イアンは年齢をゴマかして入隊、最低4年は帰って来ない。
シーズン4の放送は決まってるんだけど、どういう風に始めるんだろうね。

父親役のウィリアム・H・メイシーは
数々のヒット映画に出演している名優なんだけど、
映画では真面目でちょっと鈍臭くて、足手まとい的な役所が多かった。
でも、今作ではタフでズルくて汚くてハチャメチャ。うひゃーっ。

ゲスト出演のハリー・ハムリンがシブくてカッコイイ!
「LA LAW」の時は2枚目ぶりがウザッたかったんだけど、
年齢を重ねて良くなって来た。


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