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マンガ家Mの日常
クローネンバーグ監督作品だから、いくらかは覚悟していたものの、
全然わからんかった。
台詞が長々続いてシンドかったので、3回に分けて見たら、
やっぱりさっぱり分からなくなった。

とにかく、経済とか哲学的な会話が延々続く。
この理屈について行ける人っているのだろうか。
いたとしたら、ソイツと友達になりたくないなぁ。

エリックは青年投資家で、リムジンをオフィス替わりにして
1日中街中を流している。
巨万の富を保有するが、ある時資産のおかしな動きに気付いた。
巨額の資産を失っている。
中国の元の動きを見誤っていた。

なんか、ごちゃごちゃして訳わからんのだけど、
近代の資本主義経済の閉鎖性と流動性をリムジンオフィスで比喩としていたのかな。
そう言葉を並べてみたところで、やっぱり訳わからんのだけど。
エリックの失敗は正確さや対象性を信奉するあまり、
元の非対象さに気付かなかったところにある、そうだ。

理論と正確な数字に支配された経済も、
不確定要素で崩れて行くって事?

エリック役はコリン・ファレルが第1候補だったけど、日程が合わず、
「トワイライト」のロバート・パティンソンになった。
白い能面のような顔が、もう吸血鬼にしか見えない。
こういうクールな近未来SF作品には似合うかもね。

クローネンバーグも息が長い監督だな。



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