忍者ブログ
マンガ家Mの日常
リチャード・ギア主演のサスペンス。
映画らしい安定感があって、まず期待通り。

NYで投資会社を経営するロバートは、まさにアメリカン・ドリームを地で行く男。
精力的に働き、強引な取引で成功を収め、
マンハッタンに大豪邸を構える優雅な暮らしぶり。
商談を終え、自家用ジェットで帰宅すると、彼の60歳の誕生日を祝う為に
家族が集まり、サプライズパーティ。
幸せを絵に描いたような世界。
帰宅して邸に入るや、執事が用意していた孫あてのプレゼントを
ロバートにサッと渡す手際の良さ。

ところが、ロバートは仕事にも家族にも行き詰まりを感じていた。
大手銀行との合併を控え、引退もチラつく。
4億ドルの隠れた負債もあって、気が気じゃない。
で、さすが我らがギア様、家族のパーティもそこそこに抜け出し、愛人宅へ。

まぁところが、この愛人も自己主張が強くて、御機嫌取りが大変。
なだめすかして深夜2時過ぎにドライブに連れ出すんだけど、
ロバートは運転中にふっと居眠りしてしまい、事故を起こし、
愛人を死なせてしまう。
事故がバレると、社会的信用が落ち、銀行との合併も御破算になってしまう。
それを防ぐ為に現場から逃げる算段をする。

そこからは綱渡り状態。
銀行との合併、4億ドルの負債、愛人の事故死、
大きな問題をいくつも抱えて、頭フル回転で対処にあたる。
贅沢三昧、慈善活動の為に夫の懐をあてにするうっとおしい妻もいる。

事故隠しで車の運転を頼んだ青年や、
有能で信頼のおけるベテラン弁護士達の尽力で、無事難局を切り抜ける。
めでたし、めでたし。

おそらくロバートは今後もこういった綱渡り人生が続くんだろうな。
そう言う時は、誰が強いか、誰が信頼出来るか、誰が有能か、
手を組むべき相手は誰かを見極める能力が大事。
ロバートの財産はその能力なのかもしれないな。
事件のせいで家族関係は破綻が露呈してしまったけど、
元から仮面で成り立っていたような家族で、
実際ロバートは事故や負債について家族にはひた隠しにしていた。
家族を守る為でもあっただろうけど、信用してなかったからだとも見て取れる。

ロバートの娘が投資部門の責任者として働いていて、
その容姿から、なんとなくイヴァンカ・トランプを思い出した。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック