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マンガ家Mの日常
食事しながら気軽に見られるコメディ映画を求めて、着手。
原題も「Instant Family」となっていて、
この単語に対してのアメリカ本国での感覚はどうなのか分からないけど、
邦題の副題含めて、あまりピリッとしなくて、
ちょっとしたおバカコメディ的な映画かと思って見始めたんだけど、
コメディとして描きながらも、じっくりとした感動も横たわっていて、
良い映画でした。


ピートとエリーは一戸建てのリノベーションと販売を仕事にしている。
事業は順調で、良い暮らしを営んでいたが、
実家の家族と話す中で、子供がいない寂しさを覚える。
既に40歳になっており、出産は難しいと考え、養子縁組を考える。
里親制度で子供達と面会するパーティに参加。
率直な物言いをする15歳の少女リジーの存在が気になり、
リジーを迎え入れたいと申し出るが、
弟フアンと妹リタの3人をまとめて引き取ることになった。

実母はドラッグ中毒で、麻薬密売所で逮捕、収監されていた。
幼いフアンとリタはピートとエリーに馴染んで、パパ、ママと呼び、慕うが、
11歳まで母親と一緒に暮らして来たリジーはなかなか心を開かない。
ピートとエリーは様々な悩みを乗り越えながら、親としての自覚を掴む。
しかし、実母が刑期を終えて出所し、リジーが実母との暮らしを望んだ為、
養子縁組は実らず、3人は家を出る事になった。

ところが、実母との暮らしはリジーが強引に進めた事で、
不安を抱える実母は、引き取りの日に現れなかった。
ピートとエリーは3人への愛情を伝え、リジーを説得。
その後、無事養子縁組が成立する。


ショーン・アンダース監督自身が3人の子供を養子に迎えた実体験から
構想された作品。

日本とは色々と制度が違うので、少し距離を感じるが、
里親制度の困難を分かり易く伝えてくれていて、素直に感動出来た。
子供達に向かい合うピートとエリーの率直さが良い。
今作はハッピーエンドだけど、状況は限りなく複雑なんだろう。
こんなに上手くいくわけない、という意見も当然あるだろうけど、
率直な愛情から生まれる幸福を信じたい。

ピート役のマーク・ウォールバーグは、既に大スターながら、
隣の兄ちゃん的な親しみ易さを表現していて、本当に上手いなぁと思う。


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