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マンガ家Mの日常
話題になったのが、もう随分昔の様に感じられる。

ウチにはさすがに3D用のTVモニター等と言う物は無いので、
通常放送を録画して、やっと今見終えたところ。

まぁ、何と言うか、
要するに、3Dアトラクションね。
3Dの面白さとか将来性を探る為の代物。
...正直、映画とは言えない。

惑星の様相なんかは美しかったし、
ふんだんに盛り込まれた様々なアクションシーンはスゴかった。
ただ、元が3D用に作られているせいか、焦点感覚が合ってなくて、
通常のTV画面ではちょっと見辛さを感じた。

画像の奥行きは素晴らしかったが、
それに反して、物語は薄っぺらかった。
気分の悪くなるような安っぽいヒロイズム。
とにかく頭が悪い話。うんざりさせられる。

だいたい、科学交渉はどうなってるんだ?
地球から遥か離れた惑星まで来る科学力がありながら、
その他の事は全くおざなりなんて、不自然でしょうが無い。
それに、長い年月をかけて惑星と原住民の調査をしておきながら、
主人公がもらしたひと言「彼らは譲らない。」で、いきなりの攻撃開始?
単純にも程がある。
で、更に待ち受けるのが、ヒロイズムどっぷりの戦闘劇と主人公の勝利。

その後3D映画の企画が次々出て来るかって言うと、そうでもないんで、
お金がかかる割に、映画としてのメリットは少ないと
判断されたんじゃなかろうか。
だいたい、3Dシステムを生かそうと思うあまり、シーンの無駄が多い。
それはおそらく、ある意味3D宣伝の為の作品だったからかもしれないが。

3Dになんらかの将来性があるのは確かだろうけど、
ストーリーの根本が不出来ではどうしようも無い。
大作映画のメッセージが「3Dってスゴイ!」だけで良い筈が無い。


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