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マンガ家Mの日常
20世紀のアメリカ人女性クレアが、
200年の時を超えて18世紀のスコットランドにタイムトラベルして、
目眩く愛と、生死を賭けた冒険の世界を旅する、歴史ファンタジードラマ。
シーズン2の中盤辺りで止まっていたのを、やっとシーズン3まで見終わった。

シーズン1はスコットランド、
シーズン2はフランス、
シーズン3はジャマイカ、
シーズン4はアメリカ、
という具合に、ドラマが展開する舞台が大きく変わる。

スコットランド高地ハイランドに対してのアウトランダーで、
個人的には、スコットランドの荒涼とした緑の丘陵地の風景に惹かれて、
その中で繰り広げられる独立の為の戦いを感慨深く見守っていたのだけど、
フランスでの宮廷貴族に混じっての生活はチャラいし、
ジャマイカは素朴過ぎるし、アメリカは能天気。

ジャコバイトの反乱がカローデンの戦いで集結した後、
妊娠中のクレアは子供を守る為に20世紀に戻り、20年程過ごし、
古文書でジェイミーの消息を知って、再度18世紀のスコットランドに向かう。
そうなると、クレアもジェイミーも、40代後半の中年で、
それなりの分別もある年代となってしまう。
実際の俳優は20歳も歳を取れる筈もなくて、
白髪を少し混ぜる程度のメイクに留め、若々しい姿のまま。
まぁ、ちょっと色々無理はある。
クレアとジェイミーの美男美女のベッドシーンはお約束なんだろうけど、
平和な中年夫婦の絡みは、今更見せてくれなくてもと思ってしまう。

タイムトラベルの原点となる、サークルの伝承が、
スコットランドとジャマイカやアメリカを繋ぎ、
1945年、第2次世界大戦終結から、
200年前の1745年のジャコバイト党蜂起、
クレアが20世紀でブリアナを出産し、20年経って1765年に戻り、旅を続け、
1767年、アメリカの南北戦争へと繋がる。
その後再び20世紀に戻り、スコットランド王誕生を目論む展開に繋がる。
(えっ、それって、まさか、1971年のラストキング・オブ・スコットランド
 ウガンダのアミン大統領に繋がるの?
 その布石として、南北戦争、奴隷解放に参加するの?)

土地の移動はタイムトラベルと大胆にリンクしている訳だけど、
やっぱり、シーズン1のスコットランドの印象が強くて、
粗野と上品さ、大自然の逞しさを兼ね備えた土地柄が、
若いジェイミーの魅力そのものだったので、
その雰囲気がドラマとして薄れてしまったのは、やや興が削がれる。
アメリカじゃないんだよ、
ロマンはスコットランド高地にある。

現在シーズン5が放送中で、シーズン6まで制作が決定しているらしい。
あまりダラダラ続けずに、終盤を引き締めて完了させて欲しい。



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