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マンガ家Mの日常
Facebookのアカウントは本名じゃなくても作れるし、
プロフィールに全て書き込む必要もなければ、嘘を書き込む人もいる。
それでも、通常の友人関係が繋がっている人であれば、
プロフィールと投稿から、ある程度の人物像は見えて来る。


ケヴィンのページもザッと見てみた。
離婚しているのは間違いなさそう。
いや、本気で好きになれば、未婚も既婚も関係ないと思う方ではあるんだけど、
そこまでの運命的な恋愛なんて、そうそう巡り会えるものではないし、
通常の付き合いであれば、面倒は避けたいので、既婚者だったら手出ししない。

Facebookの投稿は、何故か今年の5月から始まっていた。
5月前半にまとめて、子供達やペットの犬の成長記録が綴られていて、
他は、仕事仲間や友人のジェリーを紹介する写真が少し載っている。

思うに、
その少し前の時期に、離婚のゴタゴタに整理がついたのだろう。
それで、以前から続けていたページは一旦削除し、新たに投稿し直した。

最近の投稿では、20年の結婚生活の破綻を嘆いていたから、
計算上、見立ては当たっていると思う。


深夜、ケヴィンが部屋に来て、まずはシャワーを浴びる。
ぼんやり待っていると、何故かTシャツを着て出て来た。
ベッドに横たわっても暫くそのまま。
どうなってる?

「君がどうしたいか分からなかったから。」と言われた。
いやいや、この状況でいい歳した大人がそんな事を言うかな。

郊外の小さな町で妻と子供3人とで、20年間平穏に暮らしていれば、
他の女性と遊んだりというような事は無かったとも十分に考えられる。
だとすると、多少の躊躇いはあったのかもしれない。
それがここに至るまでの優柔不断さにも表れていたのか?

(続く。)


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