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マンガ家Mの日常
今でこそFacebookで世界中いつでもどこからでも誰とでも繋がれるけど、
ツアーに行き始めの頃にはまだそんな便利ツールは無くて、
やり取りは国際郵便だった、マジで。
お互い面倒なこともあって、まず継続しない。
最初のうちこそ、友人と言うスタンスで臨んでいたけれど、
距離も時間も隔たりがあると、関係性は成り立たない。

加えて、アメリカでも日本でも、まぁ、人によりけりと言うのはあるとしても、
アメリカの人達の傾向として、
会場で一緒になった時は初対面でもとてもフランクで親切にしてくれるのだけど、
コンサートが終了すると、すっきりさっぱり、それまで、と言う感じ。
なので、そう言うもんだと思って、毎回、先の事は考えないようにしていた。

現在は繋がり放題。
SNSの威力。

勿論、友達リクエストが来て承認しても、
その後やや親しくなれる人もいれば、全く無視のような関係も多いから、
過信しないようには心がけている。

ハリウッド観光の時、ケヴィンにもその事を話した。
ナンパの勢いもあってか、
「僕は君の事を忘れたりしない。」とは言ってくれたけど。

なんと無くお互いに距離のあるコンサート初日を終了し、
2日目の待ち時間になると、
やや親密さを増すようなメッセージがチラホラと届き始めた。
直接会って話せる機会はいくらでも作れた筈なのに、そうしないのは、
周囲の友人知人達に知られたくなかったからなんだろうか。

ジェリーやミシェルへの対応を見る限り、ケヴィンはどこか子供な印象。
弟気質なのかな。
実際、私より少し年下ではあるけど、
それでも十分過ぎるくらい大人の年齢。

メッセージでやり取りしていても、微妙に優柔不断で、時々イラっとさせられる。
誘って来る言葉に対して、こちらもそのつもりで返信すると、
途端に話がズレてしまったりして混乱する。
どうしたいって言うんだ?
面倒になって、誘いは私の思い違いだったとして話を締めくくろうとすると、
ようやく「君の部屋で過ごしたい。」と書き込んで来た。

そこからまた更に優柔不断な話になっていくから、また面倒になって、
来るのか来ないのか、いつ、どうやって来るのか、と
紋切り型でイエス、ノーを求めたら、やっと話が成立した。

短文のメッセージで全てを上手く伝えるのに難しさはあるとしても、
帰国してからも、ケヴィンからの話はブレがあってややこしい。

弟気質や優柔不断なところ、それが離婚の原因じゃないのかな?

(続く。)


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