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マンガ家Mの日常
恋愛リアリティー番組に出演していた22歳の女性が、
SNSでの酷いバッシングに悩み、自死するという悲劇が報道された。


元の番組を見ていなくて、おおよその状況はネットニュースから理解できた。

リアリティーと銘打たれていても、TV番組なので、何らかの演出が入る。
完全に脚本があったかもしれなくて、女性は悪役を演じていた。

ドラマと同様に、悪役に対しては視聴者から批判的なコメントもあるだろう。
今に限った事ではない。

とは言え、SNSの時代になり、コメント数も膨大になり、
視聴者は匿名という盾を得て、人格を振り捨てた誹謗中傷を平気で書き込む。

TVの出演者はそういう事があると認識しておかなければならないが、
それは、誹謗中傷を書き込んで良いという免罪符ではないという意見に同意。

ただ、やはり、誹謗中傷は必ず来る。

今回のようなケースの場合、
TV局や番組制作者、マネージメントが、事前に対応出来なかったのだろうか。
今後はチェック態勢をもっと厳しくすべきだろう。
タレント側も、一定期間SNSを使用しないといった措置をすべきかもしれない。


以前にも少し書いたかも知れないが、
ご存知の通り、SNS以前の時代は、読者はマンガ家にファンレターを出した。
それらは出版社の編集部でまとめて受け取られ、
担当編集者が開封の後、マンガ家に渡す。
郵便物の取り扱いとしては違法だと言えるのだけど、
読者の感想を担当編集者も知っておく必要があるのと、
万が一、危険物が同封されていたり、
マンガ家が気に病んで、仕事に支障が出るような内容があった場合、
事前にチェックしてくれる(筈)。

今では殆どのマンガ家が自身のホームページやブログを持っていて、
編集部を通さず、直接そこにコンタクトできる状況が殆どではないだろうか。
ある程度ベテランのマンガ家であれば、マネージャーが管理しているが、
私のように個人でやっているケースも多いと思う。
その場合、不測の事態があったとして、自分自身で対処するしかない。

SNSは常に諸刃の刃。

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