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マンガ家Mの日常
通りの向こうのちょっと昔のマンション、
震災で廊下側の窓ガラス全体にひびが入って、ずっとガムテープで留めてあった。
見るからに怖い。 通りの人にガラスのかけらが落ちて来なくて良かったよ。

マンションとか、住環境の汚れを放っておくと
それはやがて人間性の崩壊に繋がって行くんだとか。
学生の頃読んだSF「ハイライズ」がそんな感じだった。
作者が誰だったかはっきり覚えてないけど、ハインラインだったかな。
高層マンションの上階に住むお金持ちと 下層階の住人との間で争いが起きる。
最初はエレベーターでゴミを別の階に送るような嫌がらせから始まって、
最後は殺し合いにまでなっていったんだろうか。
SF小説としての出来は さほど良くはなかったようだったけど、
社会の構造的問題を早くから提言していた訳だ。

向かいのマンションのガラス、何時になったら交換修理するんだろうか、
とは 日々思っていたけど、
大きなマンションになると 何をやるにも住民合意とかの手続きが手間で、
大きな予算が動くのも また問題だから、物事がそうすぐには運ばない。
多分、他の箇所の点検や修理もあった事だろうし。
まだ、全部取り壊すのは微妙だし、それもメチャ大変。

昨日から足場が組み始められて、やっと修理が始まって
あのひび割れから解放されるんだから 助かった。
何か、いつまでも震災を引きずってるようで、プレッシャーだった。

それは良いんだけど、
こっちから向こうが見えるって事は、向こうからもこっちが見えるわけで、
昼間足場に乗って作業している人達に 部屋の中が見られてるかもしれない。
困ったもんだ。暫くはお風呂あがりにはしたない格好でフラつけない。
ああ〜、早く修理終わって!
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