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マンガ家Mの日常
先月から今月上旬にかけて、時々インターホンが鳴っていた。
モニターを見ると、背広姿の男性が
名簿ボードのような物を持ってエントランスに立っているのが見えたので、
とある会社の受信料金請求かと思い、居留守を使って無視してた。

何回かやり過ごした後の先週のとある日、郵便受けに書類が入れられていた。

それは以前にもあった、ビル建設のお知らせで、
国道を挟んだ斜め向かいの、今は駐車場になっている土地に
14階建てのマンションが建てられるというもので、
紛争予防の為に近隣に対して説明会を開き、
加えて1軒1軒説明に回っている、という内容だった。

小さい道路を挟んだ側には大きなシティホテルが建てられていて、
その時は日照の問題等もあったので、マンションの他の住人の方と共同で
弁護士を立てて建設会社と話し合いをした。
ホテルの建築自体は法律に適ったものだったので、止めさせる訳にも行かず、
結局相応の額の補償金を渡されて終わり。
いくらかのお金を受け取って軽く憂さ晴らしさせてもらって、我慢するしかない。

今回は大きな道路を隔てているので、日照の問題は関係無い。
工事中の騒音や振動等の問題だろう。
それもこちらではどうにもならない。補償金の対象にもならないだろう。

そう、以前にもこのブログで少し触れたのだけど、
設計図によると、これまで建っていた古いビルより少し高くなるので、
ビルが建つと、仕事場の窓から僅かに見えていた東京タワーが完全に隠れてしまう。
それがどうにも淋しい。
深夜、ひとり仕事をしている間の仲間のような存在だったのに。

次回作が全世界大ヒットで総計1000万部くらい売れたら
その印税で、東京タワーがもっと良く見える新しいマンションを買おう。
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