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マンガ家Mの日常
Twitterの揚げ足取りみたいな事はつまらないと思うけど、
やはり、ちょっと嫌な気分なので、書いておく。


ネット通販ファッションサイトの社長が、2点の高額な絵画を売却した。
会社の資金繰りの為ではと噂されている。

口さがないマスコミは早速、宇宙旅行の権利も売却するのではと囁き始めた。

それに対して、当の社長は反論。
宇宙旅行に携わる多くの人々を思いやったものではあるけれど、
逆にそれが私個人としては癇に障った。

絵画は気楽に売却しても構わないわけなの?
作成した人の深い想いは感じないの?
美術館を作るとかって息巻いていたんじゃないの?

画家の仕事は、宇宙旅行の仕事より軽々しく扱えるものなの?
宇宙旅行の方がもっと大金が動いているから、格上なの?
1人の仕事と、大勢の仕事を比べて、
1人は軽んじて良いという考え方は、民主主義の弊害。


この社長さんが何か悪い事をやったわけでも無いけれど、
毎回悪目立ちし過ぎて批判される。
Twitterをやるのも、趣味なのか、会社の宣伝の為なのか。
一時期はブランディングに功を奏したかもしれないけれど、
大きな会社で責任ある立場に就いている人は、
瞬時に情報が拡散してしまうようなSNSに手を染めない方が良いのでは。

123億円でバスキアの絵を購入した事がニュースになった時、
どうせ資産として保有するだけなのだろうと思った。
かつてのバブル期を彷彿とさせる。
バブル紳士達よりは、美術に対する関心は高いそうだけど、
絵画売却の際に、素直に、資金繰りの苦境を認めれば
まだ可愛げもあったのにね。

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