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マンガ家Mの日常
性的暴行容疑で逮捕された男性俳優が出演していた作品が、公開中止、延期、
過去作はネットでの配信停止といった措置がなされた。

被害額はどう計算されるのか、どう弁償されるのか、
そういった事は当事者同士で話し合ってくれれば良いとして、
出演作品を封じる措置が必要かどうかについても問題視されている。

男性俳優は逮捕されて、社会的制裁を受けている。
作品の公開中止等に対する弁償も、事務所を通して行わなければならず、
個人で払える金額かどうか、膨大な金額に上るのは間違いない。
また、映像作品に罪は無い、との声も聞かれる。

それらの声は、あくまでも第三者の目線によるものであって、
被害者の気持ちを汲んではいない。
ふとTVをつけた瞬間に、加害者男性が映っていたら、
恐怖がまざまざと蘇るだろう。
名前を目にするだけでも苦痛を感じるだろう。

むやみに厳罰化すれば良いと言うものでもないけれど、
日本の法律や様々な制度は、被害者感情に寄り添っているとは言えない。

被害者がどうやったら救われるか、
そこを起点に全ての議論を始めなくてはならない。

ドラマが見たいとか言う視聴者の声なんて、
ずっと先まで無視していて良い。
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