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マンガ家Mの日常
その人の言葉のセンスの不足の問題もあるようだけど、
常套句で語られる事に微妙な反発を覚える。
他者の感性に追随するだけの不満足な表現としか感じられないからだろうか。


いつでもどこでも聞かれる、
「親になって初めて分かる。」という台詞。

まぁね、そりゃ何でも、その立場になってみないと分からない。
想像力が無い人はね。

想像力に欠けるから、常套句に頼るんだろうか。

マンガを含め、文学とか映画とか、様々なジャンルの媒体で、
色々表現されて来た筈なんだけど、
頭と心でじっくり受け止めて考えるって意識や習慣が無いんだね。


「親になって、見えてくる物事がある。」とも言うけれど、
それに対する反語として、
「親になって、見えなくなってくる物事もある。」と言おう。

片目を開く時、もう一方の目は閉じられる。
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