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マンガ家Mの日常
辺りが暗くなり始めた、夕方の遅い時間、
玄関ドアのインターホンが鳴った。

一応エントランスはオートロックになっているので、
いきなり誰かが玄関ドアの前まで来るって事は、普通は無い。
エントランスだったらインターホンの画面から来訪者の姿が見られるのだけど、
玄関前にはカメラが付いていない。
レンズのホールから外を伺ってみれば良いんだろうけど、
物音を立てて、自分がいる事を知られるのも怖いような気がしたので、
そのまま身動きせず、居留守を使った。

そのすぐ後に夕刊を取りに行こうとしてエレベーターに乗ったら、
消防士さんと鉢合わせした。
さっきのインターホンは、消防士さん達が戸別に確認をしていたものらしい。

マンションから煙の臭いがするので出動したのだけど、
まだ火元の特定がされていないとか。
えっ、私、逃げなくて大丈夫?

外を見ると梯子車から梯子が最上階付近にまで伸びていた。
急ぎ部屋に戻って、iPhoneで撮影。
それどころじゃ無いんだろうけど、
でも、避難するようには言われなかったから、安全なんだろう。

梯子はすぐに降ろされていた。
それ以上特に動きは無い。

改めてもう一度エントランスに行ってみたら、
消防士さん達は引き揚げ始めていて、
警察官がインターホンで居住者の誰かに説明をしていた。

話を聞いてみると、
近所の飲食店から流れて来た煙が、上の方の階の廊下に充満したらしい。
火事では無かった。

大山鳴動、鼠一匹。

ただのお騒がせだったけど、
目の前の廊下に煙が充満していたら、やっぱり怖かっただろう。
何事も無くて良かった。
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