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マンガ家Mの日常
「朝の通勤時、混んだ列車内にベビーカーが入ってくるとイラッとする。」
とある一流会社員のFacebookでの話。
混んだ車内でベビーカーを畳めない事情について語った女性のブログも
貼り付けられていたので、ベビーカー擁護に話が動くのかと思ったら、
全くそうではなかった。
イラッとして話は終わりだったみたい。

正直なところ、女性の一人としてかなりびっくり。
添付のブログには子育て環境の厳しさと少子化問題についても触れられていて、
当人がどこかからか拾ってきてわざわざ添付したのだから、
当然それは理解してもらえていると思ったのだけど、
全くそうではなかった。
イラッとして話は終わりだったみたい。

たかが1台のベビーカーなんだけど、
その女性が何故混んだ列車にベビーカーを乗せて行かなければならなかったのか、
事情はそれぞれだと思う。
以前のね「TVタックル」のヤンママみたく
「渋谷で遊びたいから。」なんて言われちゃ話にもならないけど。

ただの個人的な感情だけで考えるんだったら、そりゃイラッとするでしょう。
混雑したラッシュ時に赤ちゃんを連れ回るなんて、
赤ちゃんにとっても危険だから、やらない方が良い。
その女性だって、やりたくない筈。
更に周囲の男性会社員の方々もイラッとしてるんだったら、
女性がベビーカーをラッシュ時に乗り込ませなくて良いような方策を考えなきゃ。

一番単純なのは、無料の保育所をご近所に沢山作る事。
でも、それには多額の税金が必要で、所得税15%とか超巨額の増税が始まる。
そんな事は出来ない。
本当に肝心なのは、子育てを女性だけの問題にするのではなく、
男性も関わり、考える事。
そうすれば、ベビーカー問題も変わってくるだろうし、
混んだ車内でのベビーカ−に対しての感情も変わってくる。

それを一生懸命説明したんだけど、
全く伝わらなかった。
びっくりした。
もっとまともな人だと思ってたんだけど。

超一流大学から超一流企業に就職して、結婚して二人の子供に恵まれ、
家族のためにバリバリ働いている。
そうなると、弱い立場の人達に意識が向かなくなるんだろうか。
日本を動かしているのはそういう人達。
怖いな。

ベビーカーを押しているのが「クレイマークレイマー」状態の自分だったら、
自分の母親、妻、あるいは成長して結婚した娘達が
周囲の男性会社員からそういう目で見られていたら、
その方はどう感じるんだろうか。
想像力を働かせて欲しい。
それとも、我が娘の事でさえ、考えるのも無駄な他人事になるんだろうか。

長い話の末、「女性が社会進出したら、男性も考えなければならなくなる。」
そこまではたどり着いたようだったんだけど、
今の時代にやっとそれ?とこれまたびっくり。
で、「どうしたらいいのか考えつかない。」で話が終わり。
考えつかないのは、考えた事無いからでしょ。

びっくりだよ〜。

イラッとしたのはこっちだよ、ホントに。

奥さんが彼を散々甘やかしたんだね。

男性がバカになるのは女性の責任もある。
そこも一生懸命やんわりと伝えたんだけどね。


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