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マンガ家Mの日常
整理して話を進めようとしているのだけど、
最初にダニエルと会ってからここまでの5年間に自分なりに色々あって、
ややこしくなってしまってる。
なので、少し脱線しながら進める。

4年前、自分の人生においてはかなり大きな比重を占める手術入院をした。
その辺りの事情にダニエルも関わっていたのだけど、
入院しても見舞いにも来てくれなかった。
その事をフィリップに伝えたら、
「自分勝手な態度で自分と親友(ダニエル)を煩わせるな。」
と言う回答だった。
別れ話の中での話だったので、かなり感情的になっていたんだろう。
でも、それにしても酷い言い様だと感じられた。

2年前、フィリップの自宅に滞在した時の事、
お嬢さんがフィリップの家に来る週になった。
情緒面の発達が十分でなく、
両親のそれぞれに新しいパートナーがいるようなのは混乱するだろうから、
彼女がいる間はただの友人としていてくれ、との事だった。
それまで夜は一緒の部屋、一緒のベッドで寝ていたのに
ゲストルームに戻らされた。
勿論セックスはしないし、昼間も距離を取って、手を握る事さえしなかった。
一度だけ、フィリップは我慢しきれなかったのか、
ゲストルームに来てセックスして来た事があったけど。
母親の方は既に新しいパートナーと暮らしているのだから、
父親の方が隠し立てする必要は無いのではと思うのだが。
娘なので、母親と父親とでは接し方が違って来るのだろう。
なんだか、母親の方が男勝り。
父親の方が、娘に対して聖人君子ぶりたいのだろうか。

お嬢さんが母親の家の方に帰って、もう遠慮は要らないから
さぁセックスしよう、となっても、
隠れてコソコソしているようで、おかしなしこりが感じられる。
その後は気持ちが少し引いてしまった。
当時ケンカになった原因の中にそう言う部分の影響があったのは確か。

お嬢さんが大事なのは当然の事なので理解出来る。
でも、娘は娘で、G.F.はG.F.。
何かの話の度にいちいち誰が一番大事かをランク付けされるようなのは
良い気持ちはしなかった。
何かあったら放り出されるな、という不安感はその頃からあった。
きちんとお嬢さんに話をしてオープンにして安心させてくれていれば...。

フィリップが子離れ出来ないのに苛立ちを感じつつ、
障がいのあるお嬢さんの事では、勿論、出来る範囲で配慮して接していた。

比べるべきでは無いんだろうけど、
私にとって人生を左右する重大な出来事であった手術入院について
慰めや共感の言葉も無く、
「自分勝手な態度で煩わせるな。」と言い切るのであれば、
お嬢さんの障がいについても、
他人は一切煩わされるべきでは無い、と言ってしまって良いのか。


フィリップと元妻とで既に対応が違うように、
障がい者のいる家族もそれぞれなんだろうと思う。
フィリップの場合は、お嬢さんを大事に思うあまり、
どこか周囲を敵視しているような意識があるような感が拭えない。
それは、お嬢さんの社会適合の妨げにも繋がるのでは無かろうか。

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