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マンガ家Mの日常
Sさんと六本木ヒルズでランチ。
六ヒルランチなんて何ヶ月ぶりだろう。 ちょっと優雅な気分。

六ヒルの中をウインドーショッピングがてらお散歩。
ふと見ると、「ドラゴンクエスト」の誕生25周年記念の展示会開催中。
Sさんは少しやった事あったそうだけど、私はゲームに関心が無くて、
ドラクエとは無縁の道を歩んで来たんだけど、
インフォメーションで尋ねてみたら、
鳥山明先生の原画も展示してあるという事だったので、
ふたりでチケット買って、いざ勇者の旅へ。

ビミョーなロールプレイング状態で中を進んで行く。
冒険の書とかを渡されて、謎解きをしながら展示を見る。
一通り謎解きができると、最後に秘密の言葉がわかるようになっていて、
それを係のお姉さんに言うと、勇者の証のカンバッジがもらえて、
2回目以降の入場の際には、勇者として進めるらしい。
いや、確かに同じ回に勇者として現れたオジさん いたよ。
勇者になると、戦いの剣を持てるチャンスが大きくなる。
それも良い記念かもだね。

鳥山明先生の原画はかなりの数あった。
ドラクエのキャラクターデザインのものと、カバーデザイン。
彩色はコピックみたいなヤツだと思うんだけど、クリアーで美しい。
...ただ、ひとつ見過ごせない問題がある。
確かに手描きの生原画なのに、...ホワイトの跡がないっっっ!!!
誰か、鳥山先生にホワイトの使い方を教えてやってくれ、
...じゃなくて、スゴイ!ペン線も彩色もミスが無く、パーフェクト!!!
あり得ん!!!

マンガ家の端くれとして、なんだか落ち込む。

それに、私がカラーを描く時は、絵がキレイに見えるように、
印刷の状態よりもやや大きめに描く。
ところが、鳥山先生のは逆なんだ、印刷物より原画が小さい。
それだけ精巧に描けているって事なんだ。
はぁ〜、なんかイヤんなる。

後半はデジタルで描くようになられているので、
手描き程のスペクタクル感はないけれどな。
でも、なんか不思議な事に、それが印刷になると手描き感が出ている。
一体どういう仕組みなんだろう。

鳥山先生の他に、クリエイターの方のキャラクター原画もあって、
それを元に鳥山先生がキャラクターを仕上げていっている訳だけど、
その、元となっている絵が素朴で、Sさんと一緒にちょっと楽しんだ。

初期のゲームの設定資料とかも展示されていて、
ゲームに興味の無い私でも 色々楽しんで見られる内容でした。

会場を出た頃には、気がつけば夕刻を過ぎていて、
展望室から都内の夜景を堪能。
東京タワーが下に見えるのって、なんか感動。
遥か彼方にスカイツリーの明かりも見えた。
晴れた昼間だったら、牛久の大仏も見えるらしい。

六ヒル満喫の一日でした。
Sさん、長い時間付き合ってくれてありがとうね。
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