お友達にお誘いをいただき、舞台鑑賞。

前方右よりの座席。
舞台に近かったのは良かったのだけど、
斜め前の座席に頭ひとつ背が高い女性が着席し、舞台中央が全く見えなくなった。
ステージ上で役者さん達が移動する度に、頭を左右に振って見ようと試みるのだけど、
ダンスの肝心の場面が見えず、
公演前半はその気苦労だけで終わってしまった。

老舗の劇場なのだけど、その分古いので、座席設置のデザインワークが良くない。
ただ座席を並べれば良いってもんではなくて、
どの座席からもステージが見えるように、少しずつずらして配置するか、
段差をもう少しつけるかすべきだった。

後半は、もう後ろの席の人には構っておられず、じわっと背伸びする感じで、
斜め前の女性の頭の上からステージを覗く。
結局、舞台に集中出来ず、疲れた。

ロックコンサートであれば、メインは音楽だし、
お目当てのメンバーがそこそこ見られればそれで良いのだけど、
今回のようにダンスがメインの舞台では、ステージが見えないと、全く意味が無い。

そう、
その昔は映画館でも、前の人の頭で画面下部が侵食されてしまったりしたので、
そんな事を我慢するよりは、自宅のTVで観る方がよっぽど安心で、
もう映画館に行こうとは思えなくなった。

個々の身長は如何ともし難いのだけど、
劇場を建てる側は、鑑賞者の目線に当然配慮すべき。
新しい劇場はいくらかマシなのかな。