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マンガ家Mの日常
デビューから間もなくスターダムを駆け上がったコンビの芸人さんの片方が、
大手の所属事務所を退社。
個人の企画と、事務所の反応速度に落差があったとされている。
多方面で才能を開花させている人だから、事務所に頼る必要は無いだろう。

とりあえず本人は「円満退社」と語っているが、どうやらそうでもないらしい。
事務所の方では、その芸人さんの扱いに苦慮していたとか。

どう苦慮していたかと言えば、物言いが手厳しく、ハッキリしていた様子。
会社組織では疎まれる、ましてや若手では。

でも、そうした後日談を目にするに付け、
日本における組織の馴れ合いに、情けない思いが湧いて来る。

昨今、芸人さんがニュースやワイドショーの司会やコメンテーターとして活躍している。
単に話し上手だからというだけではなく、芸人本来の仕事が社会風刺だからだ。
(マンガにも共通する面がある。)
社会を観察し、風刺の目線から切り込む。
社会に対して物申す、それが芸の真髄なのだ。

ところが、出る杭は打たれる。
こうした馴れ合いが、一部の権力者が既得権益を独占する今の社会を、
生かし続けているのではなかろうか。

何故、日本人はこうも意見交換が出来ないのだろう?
社会情勢を見ても、自分の仕事周辺や、身の回りを見ても、常につきまとう疑問。

意見交換で相手が負けそうな時、暴力や裏工作による虐待が待っているからだろうか。
だとしたら、日本って、何て頭が悪い国なんだ。
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