ミラノ到着初日、思いの外元気だったので、予定を前倒しで観光。
2日目も、やはり前倒しで、少しずつ予定をこなしている。

午前中はブレラ絵画館。
午後はポンテ・ベッツォーリ美術館。
客が少なく、ラファエロ、ボッティチェリ、ピエロ・デ・ラ・フランチェスカらの名画を
間近で、独占状態でゆったりと鑑賞出来る。
こんな至福があるだろうか。
ボッティチェリの聖母子像は手頃な大きさで、思わず、持って帰りたくなる。

欧州では、昔の領主の城や、貴族の館が、コレクションと共にそのまま美術館になっている。
歴史の深さを感じる。
芸術は一代で金の力にもの言わせて作られるものではない。

最近のIT長者の美術品買い上げが思い浮かんだ。
彼らは、誰かの過去の栄光を買い叩くのではなく、
自らがパトロンとして芸術家を育てるべきなのだ。
（だから、宇宙に芸術家を連れて行こうとしてるのか？それは支援になる？）

明日からコンサートが始まるので、時間的に、体力的に少しずつ厳しくなって来る。
ちゃんと休息を取らなくては。

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昨日のミラノ初日は、細かいトラブルやミスはあったものの、何とか無事終了。
地下鉄もボチボチ使えるようになったし、コンサート会場も分かった。
ミラノでの地下鉄のチケット事情が分かってなくて、
先に10回券を買ったら、会場のあるアッサーゴは圏外で、上手く併用出来ない。
GAのチェックの為に何度も会場に通わなくてはならず、予定外に交通費が嵩む。

そして、コンサート当日、早めにリストバンドが配られなければ、
「最後の晩餐」見学の為に市内に行かなくてはならないので、
ここまでの労力と交通費は無駄になる。
そうなる気配。

スフォルツァ城の見学も出来た。

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若干のトラブル。
いつもの事か。

ブリジットが予約したホテルは会場から近いけど、
周辺は自動車道ばかりで、会場に歩いて行くとなると、メチャ遠回りになる。
普通に歩いて行けない。
欧米の車社会の弊害。

地下鉄の駅とホテルを繋ぐバスがあって、それはただで乗れるらしい。
でも、本数が多くはないし、夜は9時台で終わる。
コンサートの帰りはどうなるんだろう。
市内中心部からなら、会場まで地下鉄で1本だから、便利だった。
でも、そういう事も、来てみなければ分からないし、
私でもブリジットと同じホテルを予約しただろう。
色々難しい。

ホテルに着いて、荷物を預けて、外出。
ところが、ホテルでは、ブリジットのシングルユースになっていると言われてしまった。
ブリジットが変更手続きをしていなかったんだろう。
午後3時過ぎにはホテルに着くのかな。
その時、ちゃんと説明してもらおう。
なので、現在宿無し。

ミラノの気候が分からず、あれこれ服を詰め込んで来たけど、予想以上に暖かい。
昼間はTシャツ１枚でも良いくらい。
でも、上着を着ている人も多い。
夜は冷えるのかな。
早くチェックインして着替えたい。

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ミラノ空港到着。
朝7時で、まだ辺りが真っ暗。

現地の気候が見当付かなかったので、体温調整用の上着と、着替えとを詰め込み、大荷物。
この後、空港から市内中心部まで列車。
それからホテルまで、地下鉄とバスを乗り継ぐ。
重いキャリーを引きずっての移動がちょっとシンドイので、とりあえず構内でひと息。
バールのコーヒーは基本はエスプレッソなのだけど、
水分が欲しかったので、アメリカンスタイルを頼んでみたら、受け付けてくれました。

ようやく辺りが白んで来た。

イタリアはスリや置き引き被害がよく聞かれるので、注意が必要。
良い人も沢山いる筈だけど。

ミラノでは、ツアーで知り合ったフランス人のブリジットとホテルをシェア。
彼女もあまり英語は得意ではないみたいだけど、それでも私よりは遥かに上手だし、
ツアーで頻繁に各地を回っているので、旅慣れている。
何かの時に相談出来る相手がいてくれるのは有難い。

高校時代の友人がロンドンに住んでいて、ミラノ出身のご主人と時折ミラノに来る。
今回、私の旅行に合わせてミラノに来てくれて、明後日ランチする予定。
NYでもミラノでも、頼れる友人がいるのは嬉しい。

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