ネームを仕上げて、打ち合わせも滞りなく済ませた後、
風邪でダウンして、取り掛かりが遅れた。

その前にツアーや同窓会の手配等、動かせない用事があって、
作品の作業にブランクが生じていた。
これが良くない。
８枚でも１２５枚でも、作品は一気に描き上げるのが望ましい。
繰り返し作品世界から離脱していると、無駄が多くなって、進行が捗らない。

ちょっと精神的に苦しいけど、クライアントの信頼に応えるべく、頑張るしかない。


IT企業のシステムに関する内容で、
会社本体の取引の拡大に伴って、関係者も増え、
マンガの登場人物も倍々ゲーム的に増加している。

今回は特にモブシーンがやたら多い。
場面のパースを整えてから、人物を配置していく。
苦手ではないけど、描くのに時間がかかる。


２作目の時、印刷会社との合同企画で印刷費が浮いた事から、
原稿料を少し上乗せしてもらえた。
３作目もその流れのまま支払っていただいた。

今回は企画の内容もあってページ数が多く、
その分経費も膨らむので、元の原稿料に近い形での金額変更となった。
まぁ、それは正当な判断。

でも、新しい登場人物の設定をいくつかやらなきゃならないし、
モブシーンの連続も結構シンドイ。

原稿料の交渉するべきだったかなぁ、とちょっと思う。
それでも、クライアントの社長さんには理解していただいていて、
コミックス化等の２次収入が無い事から
原稿料は多めに設定してもらっているので、有難い仕事。

ひたすら描くしかない。