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マンガ家Mの日常
昨夜、TVのニュースを気にしながらチェックしたのだけど、
報道が見当たらなかった。
今朝、TV朝日「グッド!モーニング」で報道されたのは見逃した。
本来なら、ドラマを放送した日テレが率先して報道すべきだと思うけど、
どのTV局でも、自分のところのトラブルは報道したがらない。
ネット記事では1件だけ現場が「ダム付近」という描写があったので、
入水自殺なのだろうかと推測される。
何れにしても、遺書を残しての事で、
最早止められないお気持ちだったのだろう。

原作を読んでいなくて、ドラマも観ていないので、
何がどのように改変されたのかは分からない。
ネットニュースで出ている記事で見ると、
なるべく原作に忠実にドラマ作りをするよう契約が取り交わされており、
芦原先生側で脚本の事前チェックも出来る運びになっていた。
ところが、終盤の8〜10話の脚本が意図と大きく違うもので、
芦原先生自身で9、10話の脚本を書く事になった。
しかし、本来のマンガの仕事の多忙な中で脚本を仕上げる難しさに直面。
厳しい状況に陥った。

そして、記事によると、
脚本家の方がSNSでご自身の立場について投稿されたそうで、
そこからネットで騒ぎが起こり、芦原先生もコメントを投稿。
それで更に騒ぎが大きくなってしまった。
一部のネット記事で「脚本家を責めないで。」とあったのは
そういう流れからだったのか。

確かに脚本家がSNS投稿などしなければ、大きな騒ぎにはならなかっただろう。
でもそこは、プロの脚本家としてのプライドもあって、
ご自身の立場を説明したい気持ちを抑えられなかった。
これは色々と難しい判断になる。
原作者とのトラブルの末、マンガ家に脚本を取って代わられたとあっては、
脚本家としての資質を問われかねず、評判に傷が付く。
ドラマ制作の現場がどうだったのかは知りようがないけれど、
制作者からの指示で原作を改変した部分もあっただろう。
脚本家のエゴだけで改変したかのように受け取られては悔しい。
また、大元の問題として、
TVドラマや映画で、マンガ原作の人気に依存しがちな傾向が顕著で、
脚本家の方々は指定されたものを脚本に書き起こす作業ばかりになって、
オリジナル作品を出させてもらえないフラストレーションもあるだろう。

(続く。)
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