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マンガ家Mの日常
お笑い芸人さん達の闇営業が取り沙汰されている。
反社会勢力との関わりはあってはならない事だろうけど、
様々な状況を考えると、
芸人さん達ばかりを責め立てるのは気の毒に思える。
同じ吉本興業の先輩に当たる芸人さん達が厳しい発言をするのは、
現時点で公に後輩をかばう事が、その後輩達をさらに窮地に追いやりかねない、
そうした親心からのように思われる。
本心では、もっとかばって、守ってやりたいだろう。

タレントさん達が個人で営業をして収入を得る事については、
所属する会社によって、まちまちらしい。
しかし、それも、今現在問題になっている吉本興業では、
芸人さん達との大元の契約が無く、最低限の収入の保障も無い点にも
目が向けられつつある。

こうした状況を目の当たりにすると、
マンガの世界もほぼ同じなので、肝が冷える。

ハーレクインは海外資本なので、1作毎に契約書が出される。
例外的と言える。

他の出版社では、雑誌掲載時には何の契約書も無い。口約束のみ。
「そんな面倒なことをするくらいなら、マンガは取り扱わない。」
と豪語していた編集者もいたけれど、それはその人が決める事では無いし、
マンガが無くなれば、その人の仕事も無くなると認識すべき。

ただ、細かい作品の全てで契約書を取り交わすのは、
実務的にも無理があるのは確かだろう。

(続く。)
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