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マンガ家Mの日常
昨日、私用で外出した際、駅ナカの書店に立ち寄ってみたら、
本書が平積みされていた。
すごい勢いで売れている。


竹宮先生と萩尾先生は、それぞれの立場から増山さんについて言及したが、
作家ではない増山さんからは、今のところ意見が聞けていない。
SNSとか、小まめに調べたら、何かやっておられるかもしれないけれど。
もしかすると、どこかの出版社から打診が行っているかも?
ちらほらと悪くも書かれているので、
やはり当人からも話を聞かなければ不公平なような気がする。
竹宮先生も萩尾先生も、類い稀な才能の持ち主で、
マンガ制作にひたむきに取り組んでおられたから、
成功は必然だっただろうけれど、
増山さんの存在が無ければ、少し形が違っていたとも思われるので、
それなりに、増山さんに恩がある。


増山さんが大泉に少年愛の風をもたらせた。

当時、まだ少女マンガそのものの数が少なく、
萩尾先生や竹宮先生は、
手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生の作品を読んで育ったので、
少年を主人公にした作品に抵抗無く入って行けただろうし、
男尊女卑の日本で女性の社会進出が妨げられる中、
仕事をする上でも、男性の立場を意識したであろうとも思われる。
少年を主人公に据えて、
のびのびとした作品を描きたいと思うのも自然な事だったかもしれない。

増山さんが語る少年愛にスムーズに共鳴した竹宮先生と異なり、
萩尾先生は少し観点が違っていたと「大泉」で述べている。

ただ、その時期に関する説明は少し強引な気がして、
ネット等で萩尾先生が批判されているのは、この段落ではないかと思う。

(続く。)
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