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マンガ家Mの日常
スッゴイ良いアイデア思いついた!
(よくよく考えると、割とよくある内容だったけど...。)

何と言ってもハーレクインは 全世界に支社のあるグローバル企業。
そこで、支社の人に頼んで現地の写真を撮ってもらう。
全体的な風景から 日常生活の空間、小物に至るまで、思いつく限り。
それを日本のHQコミック部でストックしておく。
で、HQで仕事をするマンガ家が それをPCで取り出して使えるようにする。

勿論 取り出すのにはパスワードが必要で、
諸々の使用規約についての契約を結んだ後 パスワードを支給される。
当然色んなマンガ家さんが使用して 写真が被るだろうから、
使用履歴とかもわかるようにしておく。
その写真は使う、使わないとか、加工するとか、各自で判断すれば良い。
まぁね、さまざまなケースが考えられるから、そこはおいおい煮詰めて行く。

とにかく、HQのストーリーは世界中を駆け巡っていて、
今回の作品でも、ロンドン、カリブ海、ギリシアの小島と、舞台が広がる。
イメージしてる間は実に楽しいんだけど、いざ描くとなると、
なかなか思うような資料が見つからなくて、資料選びにも悩むし時間が取られる。

なんとか上手い具合の資料が見つかったとして、
実際にそれを絵に起こすとなると これもまた手間で、
アシスタントさんが長時間取り組んでくれる訳だけど、
それが積み重なると、経費(アシスタント代)も膨大に積み重なってゆく。
この事はマンガ家の生活を圧迫して、キャリアを立ち行かなくさせる。

で、会社から無料で使用許諾を得られる写真を使えれば、
時間も経費も削減できて、
ネームとか人物とか、マンガ本来の仕事に集中し易くなるのではないかしらん。

最近はPCを駆使して原稿を描いてる仕事場も増えて来ているようで、
PCでの資料検索も加工も 日常化しつつある。
だけども、検索して取り出した資料の著作権の問題とかはほったらかし。
訴えられたらヤバイようなケースもかなりある筈なんだ。
でも、だからって、全部自分で資料写真撮りに行くのも限界がある。
身近な街ですむ程度なら良いんだけどさ、海外とか、まぁ厳しいから。
だから、有効なサポートとして 資料の提供があるとホント助かるんだ。

まぁ、ウチの場合まだ全然PCを原稿に使ってないから、
PCの技術の取得とか、専門のスタッフ雇うとか、違った問題が派生してくる。
そんなんだから すぐには楽はできんね。
(トーン処理だけでもPCにすると良いって、以前デジコミのマンガ家さんから
 アドバイスもらった事あるんだけど、慣れてないとどうもね。)
特に、絵に対してのこだわりがあると、やっぱり手描きがベストって
どうしてもなっちゃうんだよねぇ。 ワガママさんっ!

なんだか 上手い解決策はないかしら。
そんな事考える間に 手を動かして仕事しろってか?
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