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マンガ家Mの日常

ジム・キャリーの映画のタイトルじゃなくてね、
フツーのマスク。

かねてより懸案だったアシスタントさんの問題。

鼻炎持ちのアシスタントさんがいて、鼻づまりが酷い。
寒暖差によって症状が出たり出なかったりするらしく、
今月はややマシな感じなんだけど、
それでも1日中息をする度絶え間なくピーピーと鼻が鳴る。

音をゴマかすべく、TVを小さめの音でつけたりしてるんだけど、
どっちにしろ、人物を描くのに邪魔。
感情移入出来ない。

今日あたりから特に感情の激しい場面が続くのに、
気が散って、ペンが止まってしまった。

そのアシスタントさんには以前にも同じ話をした事があったのだけど、
止むに止まれぬ思いで、改めて相談してみた。
すると驚いた事に、本人は鼻の音が鳴っているのに気付いてなかったんだって!
どうしてなんだろ?
あまりにも日常の事なんで、脳が反応しなくなっていたのかな。

鼻炎の症状はほぼ出ていないのに、鼻の音が鳴るのは、
鼻の骨が曲がっているとか、何か原因がある筈。
でも、耳鼻咽喉科では日常用の薬を処方されるくらいで、
鼻の骨についてとか、そう言った事は言われてはいないらしい。
もっときちんと根本的な事から調べた方が良いと思うのだが。
日本人の多くは鼻の骨が曲がっていて、それが原因で鼻炎のような症状が出る。
うちの弟も手術で治した。


とりあえず、早急の措置として、マスクを着けてもらう事にして、
近所の薬局に買いに行ってもらった。経費はウチ持ち。

マスク装着。
おおっ! 99%くらいセーブ出来てる!!!

ようやく静かになって、今日はちゃんと気持ちよく原稿に集中出来た。

アシスタントさんは、マスクを着けるようになったら
自分の鼻の音に気付いたって。
彼女の鼻や耳はどういう仕組みになってるんだろ?

アシスタントさんにとってはマスクがうっとおしいかもしれないけど、
全体の原稿の進行の為に協力してね。 ヨロシク。

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