雑誌や単行本は発行部数ははっきり知らされるけど、
それが全部売れてる訳ではなくて、
雑誌だと実売(実際に売れてる数)60%でまぁまぁ合格ライン。
残りは返本されて、裁断されておしまい。
実売部数も、しかるところを調べればわかるんだろうけど、
それを見ちゃうとね、ってのもある。
部数ばっか気にしてたら、落ち込んで、マンガ描けなくなっちゃうよ。
部数だけでマンガの善し悪しを計られるようなのも良く無いしね。
単行本も似たりよったり。
最近ではAmazon等でいつでも手に入り易くなったけど、
書店の店頭売りは発売から1週間が勝負で、1ヶ月もすればやっぱり返本される。
すぐに裁断って事は無いだろうけど、
出版社としても、いつまで倉庫で保管してくれるやら。
本は値引きして売るって事が出来ないから、在庫は在庫として残る。
書店での取り寄せは手間が掛かるらしくて敬遠されてた。
Amazon様様。
ハーレクインコミックスはちょっと事情が違うけど、
一般的には単行本の印税は印刷部数の10%というのが基本で、
これはアメリカ等に比べると遥かに遥かに低額なのだけど、
あくまで印刷部数に対する支払いだから、
仮に1冊も売れなかったとしても、印税はマンガ家に全額支払われる。
で、昨今のデジタルはシビア。
DL数ってのが何の略だかわからんが、要は、購入数。
これが1部単位で出て来る。
デジコミは半年分のDL数を集計して、その段階で支払いがある。
Amazonだとかは、著作権者が登録すれば、1週間単位くらいの
細かい売り上げの集計がチェック出来るって聞いた。
でも、それはAmazonを通しての分だけだから、全体像はわからない。
目安にはなると思うけど。
先日、2013年前半の集計、支払いが届いたところで、
各作品のこれまでのDL数をまとめてみた。どの作品が人気があるかがわかる。
数字は出せないけど、順位は以下の通り。
1.魅入られた美女
2.ウェディング・ナイト
3.脅された花嫁
4.封印された恋
5.華麗なる賭
6.美しき侵入者
先に刊行された作品は長期間配信されているので、その分DL数が多い。
だもんで、実際のところ、実質はどれも大差無い。
大きな数字がカウントされるのは 配信開始から半年間がメインだけど、
2年3年経った作品でも、デジタル配信が続く間は
読んで下さる読者の方が大勢おられるので、正直とてもありがたい。
でも、伸びが悪かったりする時期があると、つい悩んでしまう。
ちなみに、昨年後半は全体的に良く無かった。
今年前半が良くなったのは、やっぱりアベノミクス効果なのかなぁ?