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マンガ家Mの日常
「ホンマでっか!?TV」で学者さん達が唱えてた説。
「ソリタリー」って孤独を好む傾向の人の事で、
学者とか芸術家に多いらしい。
人と同調しない事で、新しい考え方等が生まれ、人類発展に役立つ、と。

マンガの仕事の中で、人にもよるんだろうけど、私の場合、
プロット、ネームは勿論の事、下描きまではひとりで進めたい。
人が側にいると集中出来ない。
出来れば、人物のペン入れまでひとりが良い。

これは仕事に集中する為であって、孤独が好きな訳では決して無い、と思う。
でも、孤独に耐えられる性質でないと、この仕事には向かないように思う。
やっぱり「ソリタリー」なんだろうか。
その傾向は少しはあるかも。

子供の頃、姉が友人が持ってるのと同じ物を欲しがってるのを見て
疑問に感じた。
何で他人と同じにしたがるのか?
私だったら、他人が持ってない物が良い。
同調傾向が弱いのかな?

学者の事はわかんないけど、少なくとも作家であれば、
他人と同じでは存在の意味が無い。
より強烈に個性を示してこそ作家。

マンガの場合はね、売れる為に編集さんから、
売れてるマンガ家と同じような絵にしろとか言われる事あるけどね。
流行ってる題材をやたら勧めて来るし。
まぁ、そう言う編集は愚かで、ヒット作なんか作れないだろうし、
他人と同じ絵を描くマンガ家なんてじき忘れられる。
(全くの素人の場合は、練習として真似から入るのも有りだけど。)
時代が進んで、長く仕事してれば当然「昔の絵」になる。
そう感じた時、流行に合わせるんでは無くて、
あくまでも自分の個性を貫き、全体をブラッシュアップさせるのが大事。


孤独になれる時間は必要だと思うけど、決して孤独が好きって訳では無く、
作家って自意識過剰で注目されるのが好き。
でなきゃ、やっぱり作家にはなってない。

こんな事言われて、周囲の人はどうしたら良いんだろう。
結局ただのワガママ?

まぁ、人といる時はちゃんと合わせるから、皆さん仲良くしてね。
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