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マンガ家Mの日常
志あってのインタビューに難癖つけるようで申し訳ないです。
でも、やっぱり、少し気になった。

ネット記事の中で、キャラクターが
ジェンダー・バイアスに言及しているシーン2コマが紹介されていた。
勿論、そのたった2コマで作品を評価するような暴挙もすべきではないのだけど。

描かれているキャラクターの女性は、マンガ家なのか、編集者なのか、
出版関係者なのか、はたまた全くの部外者なのか、それは分からない。
長い台詞で、ジェンダー・バイアスがかかった少女マンガは排除されるべきだと
自説を語っている。

こういう意見が出た場合、必ず出てくる論調がある。
「ウチは妻が専業主婦で、上手くいっている。」
そして、家事が好きで専業主婦になりたい女性も少なからずいる。

単純に、男性をサポートしたいタイプの女性を描いた作品を排除すれば、
それはそれで何らかの差別になってしまう。

でも、個人的には、
より慎重にジェンダー・バイアスは排除されていくべきと考える。
その点では、当のキャラクターと近い考え方。

そして、作者の方はどうなんだろう。
ご自身の過去作で、ジェンダー・バイアスがかかっていると思える作品は
あるのか、無いのか。
もしあるとしたら、それらを完全に絶版にして、デジタル配信の契約も切る、
そうした処置は行っているのだろうか。

35年のキャリアの責任は重い。
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