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マンガ家Mの日常
仕事中の食事事情の話の続き。

女性は誰でもダイエットに悩む。
ましてや、マンガの仕事をしてたりするとほぼ座りっきりで運動不足、
てきめんに身体が緩む。
まぁ、元からそういうタイプだからこの仕事をやってるんだろうけどね。

マンガ家やそのアシスタント全員が太ってるって訳じゃない。
こまめに運動をする人もいるし、着道楽でスタイルに人一倍気を遣う人もいる。
でも、座りっぱなしで生活時間も不規則だったりするんで、
太り易い状態である事は間違いない。

アシスタントさんが入る頃には、ウチでは朝型の生活にしている。
他の仕事場や普段の生活が夜型のアシスタントさんもいて、
そう言う人にとっては最初はシンドイかもしれないが、
朝型の方が確実に健康に良い。 勿論、ダイエットにも。
なんで、ウチの仕事場は健康面やダイエットに関してはきちんと管理している。
もし、ダイエットで悩んでいるアシスタントさんがいたとしても、
それはその方の生活習慣や他の仕事場での状況によるもの。
ウチには問題は無いと断言する。
ダイエットで悩んでいるなら、直すべき所を直さなきゃ。
「15分早起きしてジョギングしたら?」と勧めるのだが、
そういう努力をする向きは無い。

ところが、ウチの食事時に、ダイエット問題を持ち込まれる事もしばしば。
正直、そこまで面倒見切れない。
食事を出すのも大変で、それぞれの好き嫌いにも気を配っている。
そこへ更にダイエットのことまで気を遣わなきゃならないとなると、
もう、何の為に仕事をしてるんだかわからなくなる。

お弁当等の場合、食事の量が決まっている。
食べきれないのだったら無理しなくても良いとは思っていたが、
そう言うと、大量の食物がゴミ箱に廃棄される。
食べ物を残すのは体調云々では無く、単純な好き嫌いか、
ダイエットの為に御飯を食べたく無いからだった。

昭和世代の人間としては、食べ物を簡単に捨てるという心境が許せない。
あまりにももったいないので、各自が手を付ける前に、
残しそうな分を取り分けてもらって、次の食事の時に私が食べるようにしていた。
アシスタントさん達には温かくてフレッシュな食事を提供して
自分だけが前回の残り物を食べるというのが続くと、時々落ち込んだ。
はっきり言う。
その事を気遣ってくれたアシスタントさんはひとりもいない。

しかし、それでも、酷い残し方をする人もいて、さすがに怒った。
気安く食べ物を無駄にするというのが、まず、とても嫌だったし、
つい数分前にお弁当屋さんに代金を支払ったところで、
それを目の前で捨てられるというのは、
私が必死で働いて稼いだ原稿料をどぶに捨てられるようなものだ。

そんなにウチの食事に不満があるなら、各自外食してもらう事にして、
その為の時間を作る。
でも、一般的な会社員等は食事代は自分持ちでやっているのだから、
食費は出さない。
(これは、会社勤めの友人に言われた事。)
そういう風に話したら、反論は無かった。
以後は食べ物を粗末にするような事は控えてくれるようになった。

ただ、人が変わればまた似たような問題は出て来るだろう。

(まだまだ続く。)
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