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マンガ家Mの日常
いつ頃からか定かでないけど、
スクリーントーンの種類が増えて、
その分、トーンの仕上げが大変になって来た。
トーンで中間色やら模様やら表現出来るのはありがたいんだけどね。

ハーレクインの原稿に関しては、
少女マンガ、もしくはレディス寄りで、
なるべく白っぽく仕上げようと思ってるんだけど、
夜のシーンだったり、ヒロインが驚いたり傷付いたりだとかは
どうしても画面が暗く、重くなる。
トーンを減らすに減らせない。

服のトーンはいくらかは貼らないと格好がつかない。
そうね、折しもウィンブルドン開催中で、それに倣って
ユニフォーム上下、全部白ってんだったら良いかもね。

服のトーンを貼った後で、その他の陰とか、効果のトーンを貼る。
なるべく少なく、を心掛けていても、
もとよりコマ数やらひとコマあたりの情報量が多いので、
アイテムが多くて、
仕上がったもんはやっぱりトーンがかなり多くなる。

ウチより遥かに複雑なトーン仕上げをする仕事場もあるようで、
そういう手の込んだ画面を見ると、
仕事の煩雑さがよぎって、クラクラしちゃうよ。

以前、40枚程の読み切りを掻いていた時、編集さんから
「トーン仕上げは30分で終わるもんだ。」と言われた。

アホかっ!

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