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マンガ家Mの日常
先程見たTV番組によると、
大坂のサーブを相手選手がリターンし、大坂がそれを取れなかったところで、
観客から「ナオミ、ヘタクソ!」とヤジが飛んだとされていた。
TV番組内での翻訳(意訳?)なので、正確なニュアンスは分からないけれど、
この状況だけではそれ程酷い事とは思えない。
勿論、ヤジは褒められた事ではないけれど、それよりも、
試合中断を招くような形にしてしまった大坂の方が問題があると思う。

観客はプロの素晴らしいプレーを観る為にお金を払って入場している、
一般の仕事に例えるなら、クライアントのようなもの。
準備不足で出来の悪いプレゼンをして、クライアントに批判されるのは当然。
以前のメンタルヘルスによる記者会見拒否の問題の時もそうだったけど、
記者や観客は、日々選手達を褒めそやし、気を使わなければならないのだろうか。
ダメなプレーにダメだと言う事さえ許されないのだろうか。

試合後、本来は勝者のみが行うオンコート・インタビューを
大坂は特別に与えられ、涙の訳を語った。
21年前のウィリアムズ姉妹に起きた出来事。
この件は私も記憶にある。
グランドスラムの準決勝で姉妹対決となるも、姉のビーナスは故障を理由に棄権。
妹のセリーナは不戦勝で決勝に進み、見事優勝し、
初のグランドスラムタイトルを手にした。
しかし、ビーナスの棄権は、
セリーナが体力温存して有利に決勝戦を戦えるようにする為の策だと見られ、
その後に出場したBNPパリバ・オープンで手酷いブーイングを浴び、
以後10数年間に渡って、姉妹は今大会を欠場した。
大坂は何かのビデオでそのシーンを見てショックを受けており、
それが試合中に脳裏に浮かんで動揺したとの説明だった。

(続く。)
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