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マンガ家Mの日常
仕事が終わったので、今月は週1ペースでレッスン。
でも、体力が追いつかない。
季節の蒸し暑さもあるんだけど、やっぱり長期の仕事で体力が落ちている。
筋肉が落ちたのはすぐわかるもんね。

以前、もうちょっと出来るようになっていたと思ったのだけど、
気持ちはあっても身体が追いついていないと、コーチにも指摘された。
技術云々もなんだけど、体力が落ちてると力も入らないし、足も止まる。

随分前にスポーツジムに通い出してからも、時々思って来た事なんだけど、
運動に時間を取られると、やはり仕事や他の用事に何らかの差し障りはある。
でも、何かを多少犠牲にしても、身体のケアに時間を割かなければならない。

勿論、マンガの仕事とテニスのレッスンと、どっちが大事かと聞かれれば
答は仕事に決まっている。
でも、運動をして身体を保って行かなければ、仕事も何も出来なくなる。
実際、マンガ家やアシスタントで、不摂生でダメになる人もいる。

テニスをやっていて仕事が遅れたら、編集さんが良い顔する訳は無い。
でも、身体を壊してまで仕事をして、その先に何がある?

無理を押してでも頑張らなければならない時もある。
でも、それを一生は続けられないし、その段階はクリアして来た筈だった。
ところが、出版不況を理由に原稿料をどんどん下げられては、
仕事のフォローの為の資金も無く、ケアも出来ない。

今の自分の身体の様子を思うと、結果はどうであれ、
ハーレクインの編集さんに対して主張して来た事は間違いではなかったと思える。
先方の言われるがままに仕事して来たら、
私にとって良い結果には決してならなかっただろう。

暫くの間、身体を丁寧にいたわって、快復に努めよう。

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1年ぐらい前から、ウオーキングシューズがボロボロになって来てて
買い替えたかったんだけど、行く余裕が無くズルズル過ごして来た。

今日、やっとショップに行って、継承モデルを試し履き。
まぁ、大体は良かったんだけど、
よく見ると左右でつま先の縫製が違ってる。
右はキレイなカーブを描いているが、左は若干浮き上がってる。

店員さんに確認したところ、
1足1足仕上げているので、縫製の違いは有り得る、との事。
履いて問題は無いようなんだけど、
何となく気になったので、別の店からの取り寄せをしてもらう事に。
取り寄せた物が良ければ即決なんだけど、
見てみない事には分かんないね。 多分買う事になると思うけど。

実のところね、この店員がちょっと無愛想なしゃべりだったんで
即決する気になれなかったんだ。
丁寧で感じの良い店員さんだったら、受け入れてたと思うよ。

ちゃんと買う物を決めて行ったのに、この始末。
買い物も楽じゃないね。


フェデラー、ジョコビッチのトップ対決。
5セット4時間に渡る素晴らしい試合でした。
ふたりともこの緊張感の中でよく集中して戦った。
信じられない精神力。

個人的にはフェデラーに勝たせてあげたい気持ちの方が勝ってたけど、
ジョコビッチもナダルとフェデラーに数多くのグランドスラムタイトルを阻まれて
悔しい思いをして来ただろう。

フェデラーにはエドバーグ、ジョコビッチにはベッカーが
それぞれコーチに就いて、まるで代理戦争。
いや、エドバーブとベッカーが仲が悪いってのじゃないけど、
ウィンブルドンのタイトルを分け合ったライバルだったからね。
上品なフェデラーに上品なエドバーグ、
やんちゃ坊主のジョコビッチにやんちゃ坊主のベッカーが就くって、
やっぱり相性でそうなっちゃうのかな。

会場にはベッカムやシェフチェンコが来ていた。
ふたりともサッカーW杯はほっておいて良いのかな?
テニスが好きって言うより、仕事絡みかもしれない。
有名俳優も数多く観戦に来ていて、いつもウィンブルドンは豪華な雰囲気。


次回作の原作候補をいただいて、検討もしてはいたのですが、
ハーレクインのお仕事は今回で終了となりました。
編集さんの判断です。

一番の問題点としては、
マンガにする、きちんとした原作をいただけない事にありました。

個人的意見はさておき、
マンガ家として読者に提供出来ない作品は描けないので、
編集さんから与えられた原作でマンガを描くのであれば、
相応の変更が必要になる、と再三お話してきたのです。

編集部の方ではそうした意見を受け入れられなかった。

実際はこれまでも随分改作して来たんですけどね。
編集さん、気づいてなかったのかな?
読み比べていただければ、
原作とは構成もエピソードも、キャラクターも、テーマも変わってますよ。

そうしなければ、読者の方々に納得いただける作品を提供出来なかったからです。

はっきり言って、
原作より遥かに良くなったと自負しています。

勿論、「原作」は尊重しています。
でも、それは、他者の作品として、です。
マンガにするにあたっては、自分の作品でもあるので、
破綻した内容を放置する事は出来ませんから、
徹底的に作り直します。

それをダメだって言われたら、私、どうしたら良いんでしょうね?

ここ3年くらい、良い原作をもらえなくなっていました。
ハーレクインは膨大な小説を抱えていても、
読むに値する作品はほんの一握り。
そのネタがもう尽きている事は何となく分かっていました。

じゃあ、ダメな原作で描くにはどうしたら良いか?

作り直すしかありません。

打ち合わせも何も全く無く、マンガ家に丸投げで、
ダメな原作ばかり寄越されて、作り直しちゃダメって言われて、
それで売れるマンガを望まれても...。全く矛盾しています。


今朝、受け取りの人に原稿を渡したら、
その直後に担当さんからメールが来て、今後の仕事は無い、との通告。

まぁ〜、
それがハーレクインのやり方なら仕方無いですね。
原稿渡した直後ってとこがスゴいね。
そう言う価値観なんだな。

メールでっていうのが、笑えちゃう。
まともに人と面と向かって話も出来ないのね。呆れる。
一般社会人としてどうなのかな。
そう言う会社が増えてるらしいけど、
これでは人としての信頼関係を結べないね。

これまでも、仕事の打ち合わせも何も無く、
色々伝えてもレスポンスも全く無く、意見も無く...、
ずっとそんな状態だったからなぁ。

次回作の候補を渡されていて、
今後の原稿料についての話も聞かされていて、
それが、原稿を渡した途端に仕事を切って来るんじゃ、
さすがにちょっと戸惑います。
最大の問題は原作の事なんだけど、
改善策を検討するような話し合いも何も無いままって、
それじゃどうにもしようが無いね。
8作毎に原稿料を500円ずつアップする手筈だったそうで、
次回から500円上がる事になってたから、それが問題のひとつだったかもね。
500円て...。

いきなり仕事が無くなるのはびっくりだけど、
現実的に、ハーレクインの仕事には限界が見て取れていたので、
終わるなら終わるでも良いかな。
出版社の儲けの為だけに、おかしな原作の尻拭いに奔走させられて身体を酷使して
残り少ない人生を費やすのは悲しいので。
...正直、終わってホッとした感じもある。

他のマンガ家さんはどう折り合いをつけてるんでしょう?
生活の為に、と割り切ってるのかな?
好きで、苦労して描いてきてるマンガで、
そう言う妥協を強いられるのは悲し過ぎる。


今すぐ先の事は見えないけど、
ちょっと身体と心のお休みを取って、
別の仕事に目を向けていきます。

ハーレクインでは疲弊するばかりで、
頑張って良い作品を描いたところで、全く収入にならなかったので、
だったらいっそ、収入に直に繋がらなくても
納得のいく良い作品が描ける方向を探します。

サッカーW杯、ウルグアイが負けちゃって、ちょっとつまんなくなった。

と思ってたら、テニスのウィンブルドンでは
4回戦で錦織君、ナダル、続けて敗退。
どちらも若手のビッグサーバーに引けを取った。

残念、こっちも興味半減。

でも、お気に入りの選手がいないと
ハラハラ気を揉まずに試合そのものが楽しめます。