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マンガ家Mの日常
テニスファンとして、少し前からモヤモヤしていたので、
ここでまとめて書いてみます。


大坂なおみ選手の、鬱症状と記者会見拒否の問題について。


欧米のマスコミで、否定的な意見も出ていて、
大坂には申し訳ないけど、個人的にはそちらに賛成な感じ。

試合直後の記者会見に対応する事で、鬱症状となり、会見拒否。
大坂は、自身の内気な性格に関係するとしていた。

でも、それだったら、
インスタグラムや有名雑誌で、ラッパーの恋人を披露したり、
ハイブランドのファッションで登場したり、大胆な水着姿になるのはどうなの?
って、誰だって思ってしまう。

そうした指摘に対して、大坂は、
雑誌の撮影は途中棄権した全仏オープンよりずっと前に行われたと反論。
...でも、逆に、鬱症状だって、全仏直前にいきなり発症するわけではなく、
最初に全米で優勝した直後からインタビューが急増して、
その頃からストレスを感じ始めていたのだろうから、
鬱症状の原因の方が、雑誌の撮影より、もっとずっと前になるから、
大坂の反論はとってつけたような言い訳にしかならない。

試合後の記者会見を全部見たわけではないから、
それがどのようなストレスに繋がるかは知り得ない。
大事な試合に負けた直後にも、会見に応じなければならないのは、
辛い心境だとは容易に推察されるが。

大坂の子供の頃からの憧れの選手のセリーナ・ウィリアムズ。
時代を築いたレジェンドであるのは間違いないけど、
個人的には、あまり好きではない。
若い頃、一時期ファッションや演技の仕事に意識が傾いて、
それが原因ではないとしても、調子を崩した時期があった。
また、オンコート、オフコートでの、感情的な振る舞いも見苦しい。
プロになったばかりの10代の若手選手なら未だしも、
この20年余りの間、女王として君臨し続けた選手が、
勝敗やジャッジで、ああも大袈裟に騒ぎ立てるのは、マナーとして不適切。

大坂は、セリーナのそうした面まで引き継ぎつつあるように見える。

テニス選手である前に、一人の人間。
それはそれとして正しいのだけど、
66億円という年収、今の地位や影響力は、全て、テニスでの成功に基づく。
テニス以外の事に気を取られて、試合を棄権するのでは、本末転倒。

テニスファンとしては、お洒落な水着姿じゃなくて、
試合での素晴らしいパフォーマンスが見たい。

今年の全仏とウィンブルドンを棄権したのも、
苦手なサーフェスを回避したと見られても仕方ない。
長い試合日程の上では、それも戦略の一つである場合もあるけど、
トップランカーとして、セリーナの後継者として、
グランドスラム4大会全てに挑戦し、勝利をもぎ取る、
それが何より大事。

今、23歳で、まだ伸び代もチャンスもあるけれど、
女子の選手寿命はそう長くない。
最盛期も限られている。
それを冷静に見ると、全仏やウィンブルドンで優勝するチャンスは多くない。
この最盛期の数年間、迷いを振り切って、テニスに集中して欲しい。


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