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マンガ家Mの日常
体操のヒネリ王子、白井健三のドキュメンタリーというので、録画して見てみた。

休日午後の時間帯のフジテレビの番組なので、作りはユルい。
リオ五輪に行く前後、日体大のチームメイトと談笑する風景が主な内容。
寮で料理したり、写真撮ったり。

この番組でのスクープは、実は直前に左手小指の付け根を亜脱臼していて、
リオ五輪大会中は出場ギリギリまでアイシングしていたという事。
床の演技中、倒立で微妙に動きが止まったのは、そのせいだった。

インタビューの中で白井選手が、リオ五輪での競技日程について、
途中でトランポリンの試合がある為、間が少し空くので、
集中力が一旦途切れてしまう、といった事を語っていた。

ジャンルも規模も違うけど、凄くよく分かる。

マンガ原稿も、プロットから最後の原稿完成まで、
出来ればひとつながりで描き上げたい。
マンガって、生き物なんだよね。
途中途中で用事が挟まって作業が中断されると、集中も何も無くなり非常に辛い。

様々な事柄を排除して原稿を描き上げてきた。
すると、まぁ、友達付き合いは限られてしまうし、パソコンの勉強も出来ず、
長い間、世間にすっかり取り残されてしまった。
そうなると、やがて通常の生活に支障をきたす。困ったもんです。
今、やっと少し取り戻してる感じだけど、今度は仕事に集中し辛い。

そうでなくても、年々、雑用や思いがけぬしがらみが増えて、
それらの処理に追われる事が多くなった。
人生がどんどん複雑になっていく。

時々、シンプルな時代を懐かしむ。



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