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マンガ家Mの日常
メンタルの悩みは人それぞれだけど、
スポーツ選手を含め、職業においては、
期待されているレベルの結果を出せるかどうかが主になる。
他者からの期待と、自分自身の期待。
それらがプレッシャーになって、メンタルの不調をきたすと言うなら、
どこかで折り合いをつけるしかない。
低レベルの結果もまた、自身のメンタルを傷つけるので、
それもまた、どこかで折り合いをつけるしかない。

「テニス選手である前に」と語る大坂の言葉は大事だが、
一般のファンにとっては、テニス選手としての大坂としか関わりようが無い。
詳細を語らない記者会見拒否の問題に、どう関わる事が出来るのか。
大坂はテニスファンに何を「期待」しているのか?
それはテニスファンとしてストレスを感じる。

バインコーチはどう感じていただろうか。
大坂がバインに対して急に不機嫌な態度を露わにし、その後解任した。
解任理由については公表されていないので何とも言えないが、
大坂の行為はバインの名声に傷を付けかねないものだった。
バインは間も無くラドバンスカのコーチに就任し、
今年のウィンブルドン準優勝に貢献し、コーチとしての高い能力を証明した。
大坂が不得手で、結果を残せていないウィンブルドン。

大坂がバインの何が不満だったのかは分からないが、
バインに対してと言うより、自分自身に対する何かがあったのではなかろうか。
メンタルの不安定さから、バインに対して憤りをぶつけたように、
全仏でも、記者会見に対して憤りをぶつけた。
多様性の象徴、グランドスラム4タイトルの女王に、
今は周囲が味方して賛同しているが、
大坂の行動はフェアだったとは思えない面が残る。
いずれまた騒動の火種になりかねないのを危惧してしまう。
現女王であっても、成績が下降し、元女王となり、
3度、4度と騒ぎを起こせば、マスコミも態度を反転させる。
その時が怖い。

(続く。)
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