スイスのバブリンカ、グランドスラム初優勝で大会の幕を閉じた。
試合内容はナダルの故障で残念なものでした。
それは本人が一番悔しがってる...。
フェデラーは準々決勝のマレー戦で力を使い果たして
準決勝のナダル戦で本来の力を発揮出来ず、
ナダルもまた準決勝のフェデラー戦で力を使い果たして
おそらくは決勝前に腰を傷めてしまっていた。
第2セット中盤で腰を押さえて上体をかがませ、辛そうな表情を見せた。
インジュアリータイムを取って治療して、痛みが引くのを待ったけど、
それで治まる程度の故障では無かったらしい。
会場が異様な雰囲気に落ち込んでゆく。
バブリンカも苛ついたり、ペースを乱したりしてしまった。
薬が効いて、持ち直して勝利と言うパターンも他の選手では見ていただけに、
ナダルも持ち直してくれるかと期待したけど、悲し気な表情を見せ、
以降、走る事も身体を回転させる事も出来ず、
コート狭しとボールを拾いまくる、いつもの躍動感のあるプレーからは程遠かった。
ナダルの場合、試合でも練習でも、極限まで身体を酷使するから
常に故障とのせめぎ合いになる。
選手の戦力というのは、技術や体力ばかりでなく、
大会を通じてのコンディショニングも含まれるものだから、
その点でバブリンカがナダルを上回った。
バブリンカは優勝を誇って良いのだけど、試合直後はナダルに気を遣って
派手なガッツポーズもせず、観客に向けて軽く手を上げて挨拶するに留めた。
ナダルはジャンプしながらカッコ良くガッツポーズを決めてみせるし、
ジョコビッチなら両手を拡げて雄叫びを上げる、
フェデラーも優雅に観客に手を振る。
それぞれ優勝の噛み締め方があり、観客へのアピールがある。
また、そういうふうに自己演出するのもプロの大事な要素で、
カッコイイガッツポーズや印象的なエンディングは観客の心に残るし、
TVニュースや雑誌等でも後々まで使用されて、選手の人気を支える。
バブリンカのような気の強いファイタータイプなら
派手な立ち回りも見せた事だろう。
でも、それは押さえた。
清々しいマナーだと思う。
キャリアとしてはやや遅めのグランドスラム初優勝で、
グランドスラムのタイトルをひとつ獲る事がどれほど厳しく名誉な事か、
選手やファンなら誰でもわかっている。
一生に一度あるか無いかの感動の瞬間がバブリンカに巡って来た。
感動と興奮を思いっきり爆発させてあげたかった。
優勝するにしても、王者ナダルとの最高の試合の結果としてある筈だったものが、
それも叶わなかった。
ナダルも申し訳なく思っている事だろう。
決勝戦について報道される時、まずはナダルの故障が取り上げられるだろうけど、
それ以上にバブリンカのフェアな態度に賞賛を与えて上げて欲しい。
試合内容はナダルの故障で残念なものでした。
それは本人が一番悔しがってる...。
フェデラーは準々決勝のマレー戦で力を使い果たして
準決勝のナダル戦で本来の力を発揮出来ず、
ナダルもまた準決勝のフェデラー戦で力を使い果たして
おそらくは決勝前に腰を傷めてしまっていた。
第2セット中盤で腰を押さえて上体をかがませ、辛そうな表情を見せた。
インジュアリータイムを取って治療して、痛みが引くのを待ったけど、
それで治まる程度の故障では無かったらしい。
会場が異様な雰囲気に落ち込んでゆく。
バブリンカも苛ついたり、ペースを乱したりしてしまった。
薬が効いて、持ち直して勝利と言うパターンも他の選手では見ていただけに、
ナダルも持ち直してくれるかと期待したけど、悲し気な表情を見せ、
以降、走る事も身体を回転させる事も出来ず、
コート狭しとボールを拾いまくる、いつもの躍動感のあるプレーからは程遠かった。
ナダルの場合、試合でも練習でも、極限まで身体を酷使するから
常に故障とのせめぎ合いになる。
選手の戦力というのは、技術や体力ばかりでなく、
大会を通じてのコンディショニングも含まれるものだから、
その点でバブリンカがナダルを上回った。
バブリンカは優勝を誇って良いのだけど、試合直後はナダルに気を遣って
派手なガッツポーズもせず、観客に向けて軽く手を上げて挨拶するに留めた。
ナダルはジャンプしながらカッコ良くガッツポーズを決めてみせるし、
ジョコビッチなら両手を拡げて雄叫びを上げる、
フェデラーも優雅に観客に手を振る。
それぞれ優勝の噛み締め方があり、観客へのアピールがある。
また、そういうふうに自己演出するのもプロの大事な要素で、
カッコイイガッツポーズや印象的なエンディングは観客の心に残るし、
TVニュースや雑誌等でも後々まで使用されて、選手の人気を支える。
バブリンカのような気の強いファイタータイプなら
派手な立ち回りも見せた事だろう。
でも、それは押さえた。
清々しいマナーだと思う。
キャリアとしてはやや遅めのグランドスラム初優勝で、
グランドスラムのタイトルをひとつ獲る事がどれほど厳しく名誉な事か、
選手やファンなら誰でもわかっている。
一生に一度あるか無いかの感動の瞬間がバブリンカに巡って来た。
感動と興奮を思いっきり爆発させてあげたかった。
優勝するにしても、王者ナダルとの最高の試合の結果としてある筈だったものが、
それも叶わなかった。
ナダルも申し訳なく思っている事だろう。
決勝戦について報道される時、まずはナダルの故障が取り上げられるだろうけど、
それ以上にバブリンカのフェアな態度に賞賛を与えて上げて欲しい。
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