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マンガ家Mの日常
リオに限った事ではないけど、
障がい者スポーツを見ていて、前々から気になる事があった。
それはおそらく現場でも言われている事なのだろう。

身体的障がいのある方がスポーツを楽しめるように、
様々な器具が開発されている。
基本的人権として、とっても大事な事だと思う。
浸透の仕方が遅いくらいだと、前々から思っていた。
科学の発達や経済の恵みは、人にとって有益に使われねばと思う。

器具を装着したランナーが一般の競技者と
同レベルの記録を出せるようになったところで、
それが器具の性能の向上のお陰かどうかが判断がつかず、
一般の大会への出場権利が見送られてしまった。
何とも言い難い。

もっと考えてしまうのは、器具の開発には多大なお金がかかるという点。
パラリンピックの競技によっては、
貧しい国の選手はとてもじゃないけど参加すら出来ないと思われるものもある。
国家の福祉がどれだけ整っているか。
その経済力の差が余計に露わになって見える気がする。

選手の溌剌とした笑顔を見るにつけ、裏腹の思いに悩まされる。
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