忍者ブログ
マンガ家Mの日常

ちょっとタイミングがズレてしまったけれど、
これだけはどうしても書いておきたい。


羽生結弦、降臨。


前回のグランプリでは、新プログラムを避けて「SEIMEI」に戻し、
流石の羽生君にも弱気が感じられた。
どんな名選手であっても、年齢は平等に訪れる。
フィギュアスケート も格段に進化し、複数の4回転ジャンプが必須になり、
ネイサン・チェン、金博洋といった、恵まれた体型のアジア系若手選手が台頭。
羽生君の時代の終焉も近いのかと思われた。

しかし、
今年の新プログラム「天と地と」で、
素人の杞憂を吹き飛ばしてくれた。

「SEIMEI」に続いて、五輪でのアピールを意識した和テイストの選曲。
そこに、更なる進化。
美しい姿勢の完璧なジャンプ。
研ぎ澄まされた演技。


コロナ自粛で競技から離れた期間を、最高に活用した結果が見て取れる。
世界中のライバル達も度肝を抜かれ、TV画面に釘付けになった事だろう。

次の五輪までの間に、ブラッシュアップを重ねていく。
稀代の天才芸術家のこれからの1年が楽しみでしょうがない。



女子についても少し触れておきたい。

順当な結果だったと言えるだろう。
それぞれ、力を出し切った後の笑顔が眩しかった。

ただ、やはり、
宮原知子選手の演技は、もっと高く評価されるべきで、そこだけは不満が残る。
しなやかで、情感に溢れた、上半身と腕の美しい使い方。
羽生君のレベルに通じる。
名前を挙げて申し訳ないけれど、
坂本花織選手は、ダイナミックなジャンプを数々成功させて、2位を勝ち取った。
それもまた順当だとは思うけど、
宮原選手に比べると、腕の使い方が明らかに単調。
演技構成点で宮原選手が坂本選手を下回ったのには少し納得がいかない。
美しさがもっと評価されるようになって欲しい。

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック